Casa E. di Mirafiore Pietra Magica写真(ワイン) by okok530

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REVIEWS

ワインCasa E. di Mirafiore Pietra Magica(2018)
評価

3.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーション
飲んだ日2021-07-30
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価格帯
価格
インポーター

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okok530

金曜の2本目は、ミラフィオーレのピエトラ・マジカ、ランゲ・ロッソ2018vt.です。 ミラフィオーレは、フォンタナフレッダの前身の社名です。初代イタリア国王、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の私生児、エマヌエーレ・アルベルト・ディ・ミラフィオーリがセッラルンガダルバの、フォンタナフレッダと呼ばれる地でワイン造を始めました。もちろん、ワイナリーの名も子息の名前からであろう。 「国王の子どもが、バローロと呼ばれるワインを作っている」と話題に。19世紀後半のことである。 人気を博したミラフィオーレではあるが、当主のミラフィオーリは、43歳の若さでこの世を去る。その後は息子のガストーネが承継するが、19世紀終盤からのフィロキセラ、一次大戦により経営は悪化し、ついに世界恐慌が起きた翌年に経営が破綻した。 その後、銀行が建物や土地を買い取り、新たにワイナリーを始めるが、ミラフィオーレの名はそれとは別に売却してしまったため、銀行は新たにフォンタナフレッダの商標を取得して、ワイナリーを興していった。これが、現在のピエモンテの大規模ワイナリー、フォンタナフレッダの起源である。 その後、2009年にミラフィオーレの名前をついに取り戻し、リリースを始めたのがこのシリーズということです。 このワインは、ピエモンテの古い伝統的な手法を取り入れている。それは、ネッビオーロを発酵させる際に、一度果汁を抜き取って、バルベーラの果皮に最低2時間ほどのスキンコンタクトさせ、またネッビオーロの果皮に戻してから、マセラシオン、マロラクティック発酵をするというもの。これにより、タンニンを柔らかくし、バランスの良い酸が生まれるとのこと。 えらくウンチクが長くなりましたが、、 若いヴィンテージに似合わず、適度に熟成したようなアロマ。カシスやチェリーの香り。オークに使い込んだレザー。軽くジャミー&スパイシー。 ボトルにはシリアルなんぞ印字されてて、なんとなく心の満足も得られる。 なかなか力強いアタック。 これ、いいバランスです。瑞々しい黒と赤系果実味の後に、適度な酸味。それと、割と強めだけど、きめの細かいタンニンが舌を覆って長い余韻があります。 私、このタンニンのイガイガが嫌いではありません。 いい感じです。 久しぶりにガツンとタニックな赤を頂き、満足です。

okok530

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