1853年にナタニエル・ド・ロスチャイルド男爵が、ポイヤック村にあるシャトーを購入し、その名を「 シャトー・ムートン・ロスチャイルド 」と改めた。その後、曾孫のフィリップ男爵が引き継ぎ「バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社」とし本格的にワインビジネスを初めた。1924年、ボルドーではワインを樽で販売するのが主流であったが、シャトーで瓶詰めまで行いラベルを貼るという販売方法を開始し、1946年からムートンのラベルを毎年異なるアーティストに依頼している。現在シャトー・ムートン・ロスチャイルドをはじめとし、ネゴシアン部門等を含めた取扱商品は60銘柄を超える。最近では、三社のロスチャイルド・ファミリーが、これまでの功績と一族のシンボルとして、シャンパーニュ・バロン・ド・ロスチャイルドをリリースさせた。