そして連休の4本目は、ドメーヌ・ミシェル・ラファルジュのムルソー・ヴァンダンジュ・セレクショネ 2015vt.です。 ドメーヌの起源は19世紀初頭まで遡る。ヴォルネイに本拠を構える、歴史あるドメーヌです。1930年代のブルゴーニュで、最も早く自家元詰めを始めたドメーヌのひとつです。 また、ミシェルは、ド・モンティーユやド・ラ・プスドールに並び、ヴォルネイの名を世界に広めた1人だとのこと。 2020年にミシェルが91歳で亡くなり、現在は1978年から手伝っている息子のフレデリックが引き継いでいる。2000年にはビオディナミに完全移行。 このワインは村名ですが、ムルソーの北部側、つまりヴォルネイとの境界あたりで作られております。この辺りで赤を造ると、クリマはムルソーにありますが、AOCはヴォルネイの表示になるというエリア。プルミエ・クリュのサントノ・デュ・ミリューに隣接の、最上の区画を選んで作られるキュヴェとのこと。ムルソー3大プルミエ・クリュなどは、村の南部、つまりピュリニーM側に集まっていますが、どんな感じでしょうか。 ペールイエローの透明感ある色調。 おお、これは間違いなくムルソーの香り。柑橘系のアロマが、細くピーンと張り詰めた雰囲気、そして白い花、ハチミツ、バターなどの甘い香り。そして、ミネラリーな余韻をイメージさせるライムストーンの香り。 いただきます。 美味しい、、、。 クールな柑橘のテイスト、なんともいえない冷涼で透明感ある酸味。止まらなくなる系の白です。そこに微かに甘さがあり、そして強く長く続くミネラルの余韻。避暑地の、木漏れ日を浴びるキラキラに輝く泉を連想する、 この連続する味わいの流れが、私は大好きです。 素敵なレストランに予約なしで駆け込み、正解でした。

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