Dom.ベルナール・ボナンの、ブルゴーニュ・イニシャルB.B. 2018vt.です。 いつかは行きたかった、とあるワインバーで選んだ白の1本でございます。 後からインポーターのサイトを見ると、昨年秋のインポーターへの2021年ヴィンテージの入荷総数は、たった3種類のキュヴェのみで、全部でなんと5本？！（ホンマかいな、、、） このACブルゴーニュも入ってきてないようで、元々入手困難なのが、更に困難になってしまったようです、、、。 認証は取得していないがビオディナミを採用、新樽は15％程度で15ヶ月熟成後にステンレスタンクで数ヶ月熟成。 樽使いでのムルソーというより、テロワールの個性を重視し、酸とミネラルのバランスにこだわりを持つという。 ペールイエローの澄んだ液体が、バーのライティングに映えて美しい。 強めの酸を感じるフレッシュな柑橘系の香りに、洋梨のニュアンス。ナッツにトースト、奥のライムストーンの香りが期待感を高めてくれます。 強めのアタックは、しっかりとした果実味。こだわりの酸は、強めに感じますが綺麗な丸みを帯びており、さすがの仕上がりと言うべきでしょうか。 ムルソーによくあるバタリーな雰囲気があまりなく、造り手の「ありのままの姿」をワインに反映する姿勢が感じられますが、それこそフィネスと言うべきものを感じずにはいられない。素晴らしい酸とミネラルの共演です。 バーでのボトルとの出合いは、素晴らしい偶然と喜びがありますが、この日の出会いは大感謝なものになりました。

okok530