『No.1024 アルザスのまぜこぜ物は良い！』 朝晩の冷え具合が強くなりつつある10月下旬。このひんやりした空気は何だかいいもんだな。我が家も昨夜からタオルケットから厚手の毛布に切り替えた。 フワフワした毛布はいいもんだな。今朝もこの温もりにもう少し包まれたかったのだが、それを振りほどくようにむくりと起きだす。 準備して出勤…うーん、なんで休みなのに出勤せんといかんのだと思いながら。 そして今夜の我が家の夕飯のメニューは… ・鶏肉とジャガイモのグラタン ・もやしの炒め物 ・サラダ それにご飯と味噌汁といった具合。そろそろグラタンやシチューが美味しい季節。ありがとね。そして箸休めにもやしの炒め物。胡麻ドレッシングでどうぞといった具合。今夜はアルザスのアンドレ・ロレール、ビュル・ド・ヴィ2022年をお供に。今年もゲットできて何より。セパージュはオーセロワ35％、ミュスカ30％、シルヴァネール30％、リースリング5％といったあんばい。毎シーズン異なるセパージュってなんだかワクワクする。こういったアルザスのまぜこぜ物はいい。 慎重に王冠を抜栓し、グラスに注ぐ。うん、今年もいい具合に濁ってますなぁ。レモンや林檎のようなフレッシュ感溢れる果実香。うん、こりゃもう飲まなきゃってことで一口…まず感じるのが見事なまでにフレッシュな果実香が口中に広がる。ガス圧は比較的強めなのかな。喉越しがこりゃまた気持ちよい。後味はすっきりさっぱりでほのかに感じるほろ苦さ。 うん、今シーズンもやりましたね。 何よりグラタンとよく合う。果実味は豊かながらも辛口なこの飲み口がいいんだろうな。そしてこのクリスピーなガス感も。飲んでくうちに、白ブドウや桃、ほんの少しトーストやヨーグルトのようなニュアンスも。なんだか朝食みたいな感じだけど一応ワインの感想。 胡麻ドレをかけたもやしともまた合うなぁ。もやしやグラタンを食しつつこのペティアンを飲む…このペティアンは暑い夏に飲むのも良いけど、今みたいなシーズンの飲んでもいいんじゃないかな。 仕事後、妻が作った夕飯とワインで一日を締めくくる…なんて贅沢。そしてこのビュル・ド・ヴィがたまらなく美味しい。 ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ