『No.963 スキップするよな軽快さ』 もうすぐ大型連休だというのに、何の予定もない。というのが自分が職場の都合で、祝日がほぼ仕事といった具合になってしまったのだ…おお、なんということ！ とりあえず、連休最後の日曜とその翌日が休みになったので、その2連休でどっかに連れて行けたらいいな。 そんなことを思いながら帰宅。ちぇ…なんだか腑に落ちない。 今夜の夕飯のメニューは… ・ハンバーグステーキ ・新玉ねぎと新じゃがのグリル これに白ご飯とジャガイモのポタージュ。おお、これはイオンのタスマニアビーフのハンバーグだね！こういうところで喜びを運んでくれる妻には感謝でしかない…ちとおおげさか。そして今夜はイタリアはラツィオのコルヴァ・ジャッラのロッセット2019年をお供に。サンジョヴェーゼ100％の一本。なんだかんだで、このロッセット、2014年、2017年と今度で3本目。軽快な飲み口が実に良いんだよなぁ。 抜栓し、グラスに注ぐ。少し淡い具合のガーネット。口元をキュッとすぼめたくなるようなフレッシュな果実の香りがチラホラと。そして一口…あぁ、この軽やかさが心地良い。そして旨味もしっかり！ キュッと口元がなってしまうような、アクセント的な酸味に少しだけ土っぽいニュアンス。ベリーやプルーン、ほのかにレーズンを感じさせる果実味。ちょっと紫蘇っぽさも。基本的な骨格こそあるだろうが、実に風通しの良い軽快な飲み口がたまらない。 こうやってハンバーグと共に味わうのも良い。口中のハンバーグの脂をサラッとリセットしてくれるような。そしてこの軽快な飲み口だからだろうか、新玉ねぎのグリルと実に相性が合うから始末が悪い(いい意味で)。 そして時間の経過とともに、味わいの変化が。飲み初めに感じたアクセント的な酸味が少し落ち着き、旨味が増してきたような気がしてきたのだが…ん？気のせいかな？まぁいいや。こういうワインは楽しく飲むに限るだろう。 美味しかった。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ