心の雫（赤）2020　能登ワイン 能登に復興の祈りを込めて。能登ワインも被災してタンク1本が漏れてしまったとか。明日は我が身、備えを充実させて緊急時でも他者に配慮できる余裕も持ちたい。 外観はクリアな濃いめのダークチェリーレッドで粘度は中等度。 香りはやや酸味の立つ濃い果実味とタニックさ、菫、金属。酸味のあるレーズンチョコを頬張ったようなニュアンス。スパイスは黒胡椒ほど濃くはないのてクローブとしておく。 口当たりはシャープな印象からソフトな甘み、タンニンはサラサラとした抵抗感でタイトよりのバランス。アフターの長さも中程度。山葡萄系の割には成熟した甘みの印象がある。長期熟成タイプではないが、バランスを上手く取っている。 どういう意図で心の雫という名を付けたんだろう？ 雫や涙などを題した作品は文化芸術関係に度々見られるが、個人的に思い出深いのはゲームソフトの「テイルズオブファンタジア」OP曲の「夢は終わらない ～こぼれ落ちる時の雫（よーみ）」という曲がある。歌詞の一節をここで。 見つけてYourDream 壊れかけた時に埋もれた　その力に気づいて あなたの見た夢は　現実での未来 見つけてYourDream　どこへいても 聴こえてる 誰かの心の雫に気付ける感性を持ち続けたいと思う。

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