『No.497 なんとも不思議な飲み心地』 月曜日。週のはじめはなにかとしんどいものだが、今日は夕飯のメニューが決まっていて、なおかつ飲むワインも決めていたので、それだけを楽しみに頑張った感じ。 そんな今夜の夕飯は... ・牛肉と青梗菜とエリンギの山椒しぐれ煮 ・風呂吹き大根・ゴルゴンゾーラソース和え ・マカロニサラダ ・フライドポテト ・ご飯と味噌汁(ほうれん草と豆腐) そして今夜はイタリアのレ・コステのロッソ・デ・ガエターノ2015年をお供に。久しぶりのレ・コステ。初めてのロッソ・デ・ガエターノ。サンジョヴェーゼを主体にメルローやカベルネ・ソーヴィニョンをブレンドした一本。ちなみにご近所のガエターノさんからの買い葡萄とのこと。 そんなこんなでまずは香りの方から...おっ、少し湿り気を帯びた黒果実の香り。そういえば色合いも少し黒みを帯びてるし。そして一口...おっ、あぁ、こんな感じ...いやおい待てよ...なんだこの感じ？ 密度の濃さとしっかりした目の詰まりを感じるのに、それでいて飲み心地が柔らかくスムース！そしてチャーミングさすら感じさせる果実感。高次元でのバランス感が実に秀逸！美味いなぁ。 そして不思議な事に出汁感とは違う、和のテイストを感じるのだ。何だろなぁ...と思いながら飲んでいたら、同じく飲んでいた妻から「なんか麹っぽさを感じる」とのこと。うーん、そうなのかな。 しっかりしていながらも、スムースな飲み心地が、今日のメインの牛肉と青梗菜とエリンギの山椒しぐれ煮と寄り添うようにもしくは包み込むように好相性だったりする。そして風呂吹き大根のゴルゴンゾーラソース和えと抜群の相性なんだよなぁ。ゴルゴンゾーラの独特の風味と全然喧嘩しないし。 このスムースな飲み心地は濃い目の味付けの和食なんかにも絶対合うと思う。鳥すき焼きとか、タレの焼き鳥とか、豚の生姜焼きなんかにも合うと思う。 ロッソ・デ・ガエターノ。ほんと不思議な飲み心地、だけどめっちゃ美味しいんだよなぁ。また飲みたいな。ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ