『No.1240 鉄筋的骨格のふわふわソファ』 【コート・ダムルシュヴィール/2016年】 リタ・ウント・ルドルフ・トロッセン/ドイツ・モーゼル ・リースリング 50% ・ピノ・グリ 30% ・ゲヴュルツトラミネール ・ミュスカ ・ピノ・オーセロワ 合計20％ 合わせた夕飯 ・アッシュパルマンティエ 抜栓し、グラスに注ぐ。・まず栓がガラス製ってのが実に素敵。濃いめの黄金色。注いだ途端、果実の香りが満ち溢れるかなりアロマティックな装い。シトラスの軽快さから始まり、桃や洋梨のような雰囲気。 そして一口…おぉ、相変わらずのしっかり目な骨格と、ふわーっと柔らかめのスプリングとあんこの詰まったソファにこしかけたような気分にさせてくれる飲み口。香り通りの桃、葡萄、洋梨、グレープフルーツのような豊かな果実味。ハチミツや紅茶、ライチのニュアンス。アクセント的な酸味はほの甘さに包まれて、心地良いアクセントに。 このしっかり感としっとり感が実に良い。 今夜のアッシパルマンティエに実に良く合う。塩味の効いたマッシュポテトとこんがり焼けたチーズ、トマトで味付けした牛肉をはじめとする中の具材。ともに相性よろしといった感じ。ただワインがアルコール度数が比較的高めなので、飲みすぎ注意といったところか。 アルザスのまぜこぜ物に間違いなし…といった一本。 ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ