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3.0
本日の1本目、ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィスのマルサネ・ブランです。 このドメーヌは、ジュヴレ・シャンベルタンに1868年から続くドメーヌです。 どこの生産者もそうだったようですが、第一次大戦の影響を大きく受けた1920〜30年台は、非常に経営が苦しく、トラペもルロワやジョセフ・ドルーアンに葡萄を売却してしのぎ、元詰めを始めたのは第二次大戦が終わった50年台からです。 ようやく70年半ばに安定して元詰めができるようになりますが、また80年代には低迷期を迎えます。 今や栄光のブルゴーニュワインですが、歴史によって栄枯盛衰を乗り越えて、今があるのですね。 現当主のジャン・ルイ氏は、ディジョンの大学で学び、ボルドーやカリフォルニアで研修を受けてきた人物で、1995年にドメーヌを引き継ぎます。すると96年にはビオ・ディナミに転換、今も試行錯誤を繰り返して、栽培から醸造までの質を高める動きをしているとのことです。 その活動から、フランスで権威あるワイン誌メイユール・ヴァン・ド・フランスで最高評価3ツ星を獲得し、名声を得ています。 奥様のご実家もアルザスの生産者で、ドメーヌ・トラペ・アルザスとして引き継いで経営しています。 さて、ウンチクはここまで。飲みましょう。 やや緑がかったイエローですね。 度数はそれほど高くはないようですが、凝縮感を感じる粘性があります。 シャルドネ90に残りの10%は、ピノグリ、アリゴテ、ピノブランをブレンドです。 香りは、グレープフルーツがメイン、そして洋梨のまったりした甘い香りが少し、そしてバター系のねっとりした香り。クールなミネラルの香りもあります。 優しめの樽の香りもします。 バランスの良さを感じるアタック、適度な酸味と果実感、そしてミネラル豊富な芯の通った苦味が、長めに引っ張ります。美味しいです。 クリーム系のパスタが食べたくなるお味。
okok530
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本日の1本目、ドメーヌ・トラペ・ペール・エ・フィスのマルサネ・ブランです。 このドメーヌは、ジュヴレ・シャンベルタンに1868年から続くドメーヌです。 どこの生産者もそうだったようですが、第一次大戦の影響を大きく受けた1920〜30年台は、非常に経営が苦しく、トラペもルロワやジョセフ・ドルーアンに葡萄を売却してしのぎ、元詰めを始めたのは第二次大戦が終わった50年台からです。 ようやく70年半ばに安定して元詰めができるようになりますが、また80年代には低迷期を迎えます。 今や栄光のブルゴーニュワインですが、歴史によって栄枯盛衰を乗り越えて、今があるのですね。 現当主のジャン・ルイ氏は、ディジョンの大学で学び、ボルドーやカリフォルニアで研修を受けてきた人物で、1995年にドメーヌを引き継ぎます。すると96年にはビオ・ディナミに転換、今も試行錯誤を繰り返して、栽培から醸造までの質を高める動きをしているとのことです。 その活動から、フランスで権威あるワイン誌メイユール・ヴァン・ド・フランスで最高評価3ツ星を獲得し、名声を得ています。 奥様のご実家もアルザスの生産者で、ドメーヌ・トラペ・アルザスとして引き継いで経営しています。 さて、ウンチクはここまで。飲みましょう。 やや緑がかったイエローですね。 度数はそれほど高くはないようですが、凝縮感を感じる粘性があります。 シャルドネ90に残りの10%は、ピノグリ、アリゴテ、ピノブランをブレンドです。 香りは、グレープフルーツがメイン、そして洋梨のまったりした甘い香りが少し、そしてバター系のねっとりした香り。クールなミネラルの香りもあります。 優しめの樽の香りもします。 バランスの良さを感じるアタック、適度な酸味と果実感、そしてミネラル豊富な芯の通った苦味が、長めに引っ張ります。美味しいです。 クリーム系のパスタが食べたくなるお味。
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