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3.0
深みがあり輝きのある、オレンジがかった非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は強くディスクは薄い。やや熟成し、成熟度が高い印象。 香りの第一印象は開いていて華やか。特徴として、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、干しプラム、スーボア、ローリエ、シナモン、リコリス、ヨード、なめし革。熟成感が現れ、木樽からのニュアンスが強い印象。 アタックはやや強く、豊かな甘みと酸味、力強いタンニンはジューシーで骨格のしっかりとしたバランス。アルコール感はやや強く、余韻は長い。 複雑性があり、引き締まったワイン。温度は17〜20℃、グラスは大ぶり、デカンタージュは30分前。 フィルムキャップの切れる感覚もコルクにスクリューが刺さる感触もいつもと違う。ずっしりとした、重たさを感じさせる色合いはラルムにも色が乗り、粘性の高さを伺わせる。 明らかに黒系果実が主体で、香りの要素を掛け合せてソースを作ったような印象。香りに重たさはないものの、満たされてグラスを再度傾けたくなるような香り。 なめらかなテクスチャーで舌に入った後、舌の奥へ向かうにつれて膨らんで行くようなボリューム感。戻り香は穏やかで、巨峰の皮を食べているような甘みと苦味とタンニンで、しっかりとストラクチャーを作っているワイン。 少なくとも腰を下ろせるディナー。噛みごたえのある赤身を焦がし醤油で仕上げたもの、ぼんじり、邪道でも個人的にはチョコレート。 大岡氏が留学中、エチケットだけでワインに点差をつけたことを、20年前の大谷氏の本からそのまま記載していたことを思い出してしまう。 消費者なので、エチケットや形状で選ぶ楽しさも否定したくないが、正しい主観を持てるよう意識しなければならない。
瀬戸 咲弥
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深みがあり輝きのある、オレンジがかった非常に濃いダークチェリーレッド。粘性は強くディスクは薄い。やや熟成し、成熟度が高い印象。 香りの第一印象は開いていて華やか。特徴として、カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー、干しプラム、スーボア、ローリエ、シナモン、リコリス、ヨード、なめし革。熟成感が現れ、木樽からのニュアンスが強い印象。 アタックはやや強く、豊かな甘みと酸味、力強いタンニンはジューシーで骨格のしっかりとしたバランス。アルコール感はやや強く、余韻は長い。 複雑性があり、引き締まったワイン。温度は17〜20℃、グラスは大ぶり、デカンタージュは30分前。 フィルムキャップの切れる感覚もコルクにスクリューが刺さる感触もいつもと違う。ずっしりとした、重たさを感じさせる色合いはラルムにも色が乗り、粘性の高さを伺わせる。 明らかに黒系果実が主体で、香りの要素を掛け合せてソースを作ったような印象。香りに重たさはないものの、満たされてグラスを再度傾けたくなるような香り。 なめらかなテクスチャーで舌に入った後、舌の奥へ向かうにつれて膨らんで行くようなボリューム感。戻り香は穏やかで、巨峰の皮を食べているような甘みと苦味とタンニンで、しっかりとストラクチャーを作っているワイン。 少なくとも腰を下ろせるディナー。噛みごたえのある赤身を焦がし醤油で仕上げたもの、ぼんじり、邪道でも個人的にはチョコレート。 大岡氏が留学中、エチケットだけでワインに点差をつけたことを、20年前の大谷氏の本からそのまま記載していたことを思い出してしまう。 消費者なので、エチケットや形状で選ぶ楽しさも否定したくないが、正しい主観を持てるよう意識しなければならない。
瀬戸 咲弥