Côté Mas Orange VdF写真(ワイン) by 瀬戸 咲弥

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REVIEWS

ワインCôté Mas Orange VdF(2023)
評価

3.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2025-02-13
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所
購入単位ボトル
価格帯2,000円 ~ 2,999円
価格
インポーターモトックス

COMMENTS

瀬戸 咲弥

グルナッシュ・ブラン55/グルナッシュ・グリ25/マカベオ20   ラングドック・ルーションを大体カバーできるドメーヌ・ポール・マスのブレンドによりコスパを目指したドメーヌ外ブランド。エチケットもグループの鷺ではなく、ドメーヌのファーム・トゥ・テーブル・レストランの壁にかかれた絵をモチーフとし、田舎の日常の贅沢を表現したもの。ポール・マスの鷺を調べている途中いろいろなサイトを見たが海外はともかく、これほどふわふわしたイメージを押し付けられている鷺がちょっとかわいそうになってきた。海外では1Lボトルのスクリューで販売されている模様。ラングドック・ルーションではドメーヌ集合型が流行しているのだろうか。 澄んだ輝きのあるやや濃いイエローがかったオニオン。粘性はやや淡く、ディスクはやや厚い。若々しく濃縮感がある外観の印象。 香りの第一印象は開いていて華やか。特徴として、柑橘類、リンゴ、白桃、アプリコット、白バラ、ヴェルヴェーヌ、コリアンダー、乳製品、蜜蝋等、第一アロマが強く複雑性のある印象。 アタックはやや軽く、甘みはソフト。爽やかな酸味と控えめな苦み。スムースでふくよかなバランス。アルコール感はやや軽く、余韻はやや長い。 成熟度が高く、豊かなワイン。適性温度は11~14度。グラスは大ぶり。 ワインに慣れた方なら問題ないと思うが、この価格帯でワックスキャップなので一応ストッパーもおすすめしたほうがいいかも。 各果実の熟度は高く、柑橘はザボン漬けのような砂糖漬け。スパイスの印象も強く、カルピスのような乳酸菌飲料や、ホワイトムスクのような印象も感じられる。 アタックでソフトとつけたが、舌先で感じる刺激も相まり口に含んだ瞬間はかなりドライ。温度帯が上がることによりソフトに戻ってくるような感触なのでブレが大きくなると思われる。先ほどのドライな食感は口中でもスムーズさを演出するものの、液体自体はやや粘度があるように感じられ嚥下を急かすような雰囲気ではない。 嚥下に力は要さず、柑橘と蜂蜜が戻り香に感じられ余韻を長くし、控えめな苦みがややグリップ感を与える。 フレッシュさは白だし、香りのセイヴォリー感はオレンジだし、後口は赤っぽいし。白とオレンジと赤と、様々な境界が混じり合ったワイン。 オレンジワインの入門、しっかりとした白ワインをお求めの方へ。天候は問わず、小さなテーブルを囲む人数まで。豚バラと白菜のごま油炒め、一六タルト(あまおう)、ショートケーキ。

瀬戸 咲弥

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瀬戸 咲弥

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