『No.213 ドンシャリではなくカマボコ的な味わい』 今日は諸用で遅めのご帰宅と相成りました。今夜は各々で夕飯食べましょ…ってな感じでしたので、僕は適当にスパゲッティを茹で上げ、これまた適当にソースをこしらえました。 そんな今日の夕飯は… ・カルボナーラ(レトルト) ・焼き鳥 ・フライドポテト です。そして今夜のスパゲッティに合わせるのは、イタリアのラ・チェッレータさんところのマティスの2014年を開けようと思います。この深い青のエチケットを見ていると、ここ最近落ち着いて夕飯食べてなかったなぁ…なんて思っちゃうわけです。基本的に子供を寝かせてから食事を…って感じなんで、うまくいけば夫婦でそろって食事もできなくもないですが、大概は子供が泣いちゃって、交代で抱っこしながらあやしつつ、もう片方が少々ばたつきながら夕飯を食べて…まぁそれはそれで楽しいんですけど、一人の食卓で…ってのもなかなかいいものですねぇ…ちょっとさびしくもありますが。 それでは香りの方なんかを…ふーむ、柑橘系の香りはほぼ感じません。蜜たっぷりのリンゴやバナナ、そして枇杷のような香りを感じます。そして一口…おぉっ、これは丸い味わいです！トゲトゲしくない優しく丸い味わいです。そしてなんだか上等な梅酒を飲んでるような気分になっちゃいます。 酸味はだいぶ穏やかで、コクや旨味をジワジワーっと感じるのです。音響的に言うと、ドンシャリ系ではなく、かまぼこ型の柔らかくも芯のある味わいだなぁと思うわけです。 レトルトとはいえ、カルボナーラには相性良いです。この感じだと豚肉や鶏モモをクリームソースなんかをかけていただくと相性いいのかなぁ…なんて思ったりするのです。 このたっぷり感は気持ち良いくらいですねぇ。

カリヤカ・ズノリ