中世の時代から「最も高貴なワイン産地の一つ」として名高いリクヴィールにヒューゲル家は17世紀に定住し、1639年に創業。リクヴィールに25ha以上もブドウ畑を所有し、そのほぼ半分がグラン・クリュ・クラス、平均樹齢が30年である。ブドウ栽培には化学肥料を使用せず、収量を制限、常に手摘みで収穫を行っている。また自社所有の畑に加えて、100ha以上もの畑で栽培を行っているブドウ栽培家達と長期にわたって契約し、ブドウのみを購入している。「ワインの品質は100%ブドウそのものによる」という考えを徹底、ブドウのセパージュ、テロワール、そしてヴィンテージの特徴を最大限生かすワイン造りを行う。また、ブショネの原因とされる物質を完全に取り除いた、ディアム社のコルク(ナチュラルコルクを粉にしてから、ブショネの原因とされる物質を完全に取り除き、栓の形に再加工したもの)を導入している。