Hugel Riesling Vendange Tardive
ヒューゲル リースリング ヴァンダンジュ・タルディヴ

とにかく美食だ栄養だ！ カリオ○トロの城でル○ン三世が復活するのに食べたようなパスタ！ イタリアンが食べたいっ！ と言うわけで この1週間の疲れをとるべく お盆休み平日？ランチ一発目は 神戸一の天才イタリアン・シェフ 塩の魔術師と私の呼ぶНさんの店。 持ち込んだのは ヒューゲル・リースリング・ヴァンダンジュ・タルディヴ1989年！ ヴァンダンジュ・タルディヴはヒューゲル社の中でも極めて希少なもので樹齢40年の葡萄から特別な年にのみつくられる遅づみの甘囗リースリング。 89年と古酒ですのでその枯れ具合にかけてあえて持ち込みです。 甘々だったらどうしよう(>_<) 一抹の不安を抱きながら チェイサーでいつもの箕面ビールピルスナーでロをうるおします。 まずは岐阜県関市で日本で唯一のパルマハム職人の作るペルシュウ、生ハムです。 オヴラートのようにロの中で溶けてなくなります。 ここの生ハムは飲み物です(笑) なんでも1～2mmにカットできるマシンがないと卸してくれない幻のプロシュートです。 前菜 甘えびのカルパッチョをレモンジュレにアッケシ草(シーアスパラガス)を使った見た目も麗しい一品。 おそるおそるヒューゲルをーロ。 やや琥珀色入ったでも濃くて綺麗な黄色。 まろやかな甘味しかし酸味というかミネラル塩分がわき出ていて舌に絡みつくような甘味はありません。 むしろ充分ドライで…きき来ましたっ！ ビニル浮き輪をつけたキューピーちゃんっ！ ちょっと挨拶に来てすぐ帰るみたいな(笑) 突然の訪問にどう対処していいかわからず 複雑さコクのあるしかしサッパリともした甘味・ミネラル感にそして突然のペト香の襲来にうなるばかりです。 パスタ。 伊産サマーポリチーニ茸のタリオリーニ。 塩のマジックが生きる一品。 サルサヴェルデソースも鮮やかなイカ墨マルタリアーティ(四角形の平うちパスタ) 美味い！ 塩をつっこんだ味つけとリースリング古酒とピッタリ！ ベスト・マリアージュ！ あうあうあう～ オットセイか大助花子かです(笑) メイン。 ブルゴーニュ産仔鴨の炭火焼き。 ソースがシンプルな肉汁と塩を使ったものなので これリースリングの奥深い甘味と合います でもフォアグラと牛でも良かった鴨？(笑) そしてチーズ盛りなどいただき エネルギー充電完了です。 いつもこの店アルザス・リースリングばがり持ちこんでますが リースリングの独特のビニル浮き輪ペト香と甘辛味が塩の魔術師の絶妙な味付けとマリアージュして最高です。 でも次回は繊細で絶妙なムルソー1erで試すことを予約し家路につくのでした(笑)。

濃密、甘い、日本酒

カンテサンス

リクヴィールのヒューゲル試飲場にて。

ヒューゲル社は1639年、大西洋からの気候の影響を受けない大陸的な栽培地であるアルザス地方リクヴィールの街で創業。 これまで12代360年以上にわたって「ワインの品質は、100%ブドウそのものによる」という黄金律を守り続け、ブドウ栽培とワイン造りの歴史を刻んできました。 各々の品種・ヴィンテージの特徴を現わすジェネリック・ワインを始め、最良の区画から厳選され最良の収穫年のみ造られるジュビリー、遅摘みのヴァン ダンジュ・タルディヴ、貴腐粒選りのセレクション・ドゥ・グラン・ノーブルなど高品質なラインアップを誇ります。 フランス国内の最高級レストランにリスティングされているのをはじめ、その名声は世界に知られるところとなり、現在、120カ国に輸出されています。 試飲会。 オレンジやライム、そして甘い香りも。 極甘ですが、さっぱりしている。