Il Censo Njuro写真(ワイン) by カリヤカ・ズノリ

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REVIEWS

ワインIl Censo Njuro(2014)
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
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詳細
シチュエーション
飲んだ日2023-07-21
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購入単位
価格帯
価格
インポーター

COMMENTS

カリヤカ・ズノリ

『No.993 ザラメ的なほの甘さ』 昨日の話。 ここ最近のムワーッとする熱気と殺意すら感じるような日差しのおかげですっかり夏バテ気味なのである。まだ7月中旬だぞ。あと8月9月と乗り切ることができのか心配になってくる。 そんなとき妻が作ってる夕飯を見て、ちょっと胃袋が悲鳴を揚げそうになった。 牛肉かぁ…さっぱりいきたいんだけどなぁ。そんなとき妻は「こういう時こそがっつり食べなきゃでしょ」 といったわけで、この日の夕飯のメニューは… ・牛肉とピーマンときのこの炒め物 ・子羊のトマト煮込み(レトルト) ・ジャガイモのグリル といった具合。子羊の煮込みは無印のレトルト。サワークリームの消費も兼ねてといった具合で。そしてイタリアはシチリアのイル・チェンソ、ニューロ2014年をお供に。わりとこってり気味の赤。ペッコリーネ100%の一本。私、おなかペッコリーネ…なんてしょうもないダジャレが浮かんできそうだ。以前2012年をいただいたのだが、ボリューム感強めだが優しさを感じる飲み口だったことを記憶している。 抜栓し、グラスに注ぐ、名前の通りかなり黒々とした紫具合(ニューロはシチリアの方言で黒を意味するとのこと)。フワッと果実やスミレのような香り。ワイルドなベリーにプルーンといった感じかな。そして一口…おぉっ、結構なボリューム感のある飲み口。タンニンはそこそこしっかり。確かにボリューミーながらも丸さと柔らかさを感じさせてくれるおかげで、比較的スルっと飲めちゃったり。 果実味はしっかり、丸みを帯びた飲み口に、柔らかさとポイントを押さえた酸味が実に心地良い。以前飲んだ時に感じたザラメ的なニュアンスをここでも垣間見たり。思いのほかこんな季節でもイケるこの赤は。 妻お手製の牛肉の炒め物にしっかり合う。味付けは焼肉のたれとのことだが、この甘辛いたれと牛肉や野菜、それにしっかり合うのは当然。でもワインの主張はちょい抑えめってとこが心憎い。そして特筆モノは子羊の煮込みとの相性のよさ。子羊独得の風味とも合うし、サワークリームと絡めるとさらに美味しく、そしてニューロとも抜群の合い具合。 味わい自体は厚みのあるふくよかさに満ち溢れながらも、柔らかく丸みを帯びた飲み口に、充実した果実味と出汁感を彷彿させる旨味と、ザラメ的なほの甘さが織りなすハーモニー。夏の肉料理に是非とも…まぁ冬でも当然良いのだけど。 ごちそうさまでした!

カリヤカ・ズノリ

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