ジーニ、イナマに続いて、ソアヴェの3大生産者と呼ばれているらしいピエロパンのソアヴェ・クラシコを試してみる。 フレッシュで爽やかな林檎と柑橘の香りに、ソアヴェらしい白い花の明るい香りが綺麗に混ざり合う。味わいはなかなか果実味たっぷりで華やか。甘みの中に程よいミネラル感が入り込み、非常に穏やかな酸とともに余韻がゆったり広がる。 3大ソアヴェの中では一番親しみやすく、クセがないので料理に合わせやすい。それ故に、あくまでも他2つのソアヴェ・クラシコと比較した場合だけど、ピエロパンはちょっと凡庸にも感じる。ジーニが一番硬派で緊張感のある尖ったワインを作っているように感じた。 とはいえ、ピエロパンも十分おいしい。特にペアリングの幅が広く、焼き鳥の塩、温野菜サラダ、牡蠣フライなど、ざっくり合いそうだなーぐらいの雑なチョイスで何と合わせても相性抜群だった。RF1の惣菜やサラダと何でも合うイメージ。笑 比較といってもヴィンテージはバラバラ、同日ではなく別日に記憶とメモを辿ったものなので、いつかヴィンテージも揃えた3本を同時に飲み比べしてみたい。

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