ワイン | F.X. Pichler Dürnsteiner Kellerberg Riesling Smaragd(2002) | ||||||||||||||||||||
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オーストリアワインと言えばピヒラー!というミーハーな理由でしたが、熊シェフのストックには熟成ものもあるに違いないと相談して選んだワインでした(^_^) 2003、2004もあるとのことで、飲み頃としてはそちらの方が良かったのかも知れませんし、お財布にもかなり優しかったのですが(笑)、2002ももうない、とのことでこちらにしました。 ペトロールについては私は色んな要素の中にペトロールのニュアンスもちょっとあるかな、という感じでしたので、ペトロール過敏症か思い込みかと思います(笑) こちらも想像、期待を遥かに超えたワインでしたし、お料理とのマリアージュも素晴らしい体験になりましたので、2002で良かったのでしょう(^_^)
chambertin89
熟成したピヒラーは初めてでしたが、まさにこの日一番の驚きのワイン!でした。まさに石を舐めているかのような味わい、しかもまだ若い!?いろいろ衝撃ですっ
Eiki
iri2618 STOP WARS様 この日は、私の狭いおばあちゃん車、かつ荒っぽい運転の移動でご苦労様でした。 (・_・; このワインはまったく驚きのワインでした。 世の中には凄いワインたちがあるものです。 今回はchambertin様の慧眼に感謝しかありません。 chambertin様はまた怪しげな計画を企んでいるようです♡♡♡ 是非もう一度みなさんで楽しみましょう♪
aiaisarusaru
2002 F.X.ピヒラー リースリング スマラクト デュルンシュタイナー・ケラーベルグ ヴァッハウ ニーダーエスタライヒ/オーストリア 土曜日のワイン。 10/26 オーベルジュで「ワイン合宿」@南魚沼・その3 3本目のワインは、chambertin89さんより。オーベルジュのセラーから選んだワインです。 2002年は、「世紀のヴィンテージ」とのこと。こちらも、アンドラ・モンターニュさんでも最後の1本。 巨大な白い岩壁のようなワインでした。 この日は、朝、東京を出発して、越後湯沢駅でゆーもさん&hiroさん、Eikiさんと合流。 そのまま、ほくほく線でまつだい駅まで移動して、そこからはaiaisarusaruさんと5人、世界最大規模の野外芸術祭である「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の一部を、サルルさんの車に同乗させていただき楽しんできました。 その芸術鑑賞(体験)の仕上げとして、有名な清津峡渓谷トンネルを最後に訪問したのですが、その際に見た、大渓谷の壮大な柱状節理の岩壁を思い出すような、非常にスケールの大きなワイン…これがF.X.ピヒラーのリースリング スマラクトの感想ということになります(苦笑) サルルさんは、「白い石の花」と仰っていましたが、それも実に「わかりみが深い」表現だと思います。 私も最初に思い浮かべたのは、「白い石」でした。 ただ、このスケールは、それでは収まりません(大汗) 様々な香りや味覚要素が高圧縮で閉じ込められているのに、まったく破綻なくバランスが取れています。 白い石でできた鋼鉄の白桃の中に完熟した緑のぶどうのエキスがギュッと詰め込まれ、パウダー状の岩塩やチョーク、ジャスミンのような白い花の精油などが振り掛けられている物体を想像してみてください…それがこのワインの具体的なカタチに近いものだと思います。 そんなものが、液体のカタチをとって、750mlのボトルに収まっているなんて、これはエライことじゃありませんか? 口の中でも、じっとしているわけがありません…。 余韻は「動的」で、めちゃめちゃ長く、心地よい苦みを伴います。 ペトロール香を感じると仰る方もいらっしゃいましたが、私にはまったく感じられませんでした。 リースリングのペトロール香に関しては、個人の閾値の差が激しいようで、熟成したものを複数のメンバーで飲む際、必ず、「感じる人・感じない人」という現象が生じます。 私は、概ね「感じない」グループに含まれるようです(笑) まあ、人によってはオフフレーバーと見做されるニュアンスですので、「ペトロール不感症」であっても、さほど問題はありませんが…。 さて、このワインには「フランス産フォアグラのムース ブラウンマッシュルーム包み ブリオッシュとともに」が供されました。 フォアグラと強いリースリングの組み合わせ、素晴らしいですね♪ 脂の甘さが、リースリングの瑞々しい果実の輪郭を浮き彫りにして、とてもクッキリとシャープな、解像度の高い味わいの世界が広がります。 そして、特筆しておきたいのは、フォアグラを包む、フレッシュなブラウンマッシュルームの微かなほろ苦さです! あるかないか…程度の僅かな苦みが、添えられたザウワークラウトの酸味と共に全体の味わいを引き締め、ワインの中にある苦みを拾い、口の中で素晴らしく調和させてくれます。 ワインと料理をつなぐ「リエゾン/liaison」の役割りを担っている…ちょっと大袈裟かもしれませんが、私は、そんな風にブラウンマッシュルームのミッションを理解しました(笑) 大胆かつ繊細、熊シェフのお料理は素晴らしいですね♡ 凄まじいスケールのワインと、見事にマリアージュしています。こちらも、たいへん素晴らしい組み合わせでした。 chambertin89さん、ご馳走様でした✨ この次のお料理は、ワインとのペアリングなしで、「木の子のスープ土瓶蒸し風・すだちしぼり」が供されました。 こちらは、先のニョッキに使われていたのと同じキノコが使われているのですが、キノコの風味がよく出ていて、山の幸の本来の姿を楽しむための一皿でした。 もちろん、コント・ラフォンやピヒラーのワインとの相性も素晴らしく、すだちによる「味変」も楽しいものでした♡
iri2618 STOP WARS