カンティーナのエスト!エスト!!エスト!!!と飲み比べ。使っているブドウ品種はおそらく同じ。 柑橘の爽やかな香り、青りんごの瑞々しい香り、ほんのり藤の花や白い花のニュアンスも。 柑橘の果実味たっぷりでとてもジューシー。かといって甘ったるさや薄っぺらさはなく、存在感のある旨みと細く綺麗な酸が多層感を演出してくれる。後味の酸味が強く、スパイシーなアロマもあってなかなか複雑。ブーズロンのアリゴテを思い出した。 同じエスト!エスト!!エスト!!!でセパージュも同じようなもんなのに、カンティーナとは全体の味わいがだいぶ異なる、というワインならごく当たり前のことかもしれないがその奥深さに改めて感動する。 エビとブロッコリーのバジル炒め、塩気やチーズのコクをさっぱりした酸が流してくれる。2日目に鮭ときのこのクリーム煮、きのこの旨みとばっちり、冷凍の鮭を使ったせいか、若干臭みがバッティング。最後にトップバリュのサワークリームオリオン味ポテチ、これが一番合う、酸味のベクトルが一緒な気がする。 どんな料理にも無難に合うけれど、意外とバッチリ合う料理が思いつかず。唐揚げなど脂っこい揚げ物系が合うのかも。

hbk