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4.0
リグーリア州のロゼ。ボナミーコという耳馴染みのない品種とモスカート・ロッソ。こちらも初めましての品種。 優しいバラの香りに、柑橘や石のニュアンス。ビオ臭が気になる。目を瞑ってグラスを嗅ぐとほぼほぼオレンジワイン。オレンジとロゼの理屈的な違いは本で読んだことがあるものの、香りや味わいの違いはワインの多様性が凄すぎて曖昧になっている気がする。とりあえず見た目の色合いと、香りや味わいが赤のニュアンスに近いものをロゼ、白に近いものをオレンジとしておくことに。 本題のこのワインは、酸味強めなストロベリーの果実味が印象的で、じんわり広がる優しい甘みと、程よいミネラル感が心地よい。後半は酸が暴れ気味に襲ってくるが、これも果実味やミネラル感にマッチしている。鼻に抜ける複雑なアロマ、穏やかな苦み、舌がピリピリとするような微発泡の余韻が素晴らしい。正直に言ってバランスはだいぶ歪だけど、生き物!って感じの個性が愛おしい。ゆでたまご的な還元香はずっと気になる笑。でも味わいはとても好みな一本。酔いが回ってくると、そもそも人間が完璧じゃないのだから、ワインだって完璧じゃなくていいという謎の悟りを開く。 ちょい辛口のチキンケバブと合わせると香りの欠点がよく分からなくなり、ワインの良いところだけが引き立って相性ばっちりでした。
hbk
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リグーリア州のロゼ。ボナミーコという耳馴染みのない品種とモスカート・ロッソ。こちらも初めましての品種。 優しいバラの香りに、柑橘や石のニュアンス。ビオ臭が気になる。目を瞑ってグラスを嗅ぐとほぼほぼオレンジワイン。オレンジとロゼの理屈的な違いは本で読んだことがあるものの、香りや味わいの違いはワインの多様性が凄すぎて曖昧になっている気がする。とりあえず見た目の色合いと、香りや味わいが赤のニュアンスに近いものをロゼ、白に近いものをオレンジとしておくことに。 本題のこのワインは、酸味強めなストロベリーの果実味が印象的で、じんわり広がる優しい甘みと、程よいミネラル感が心地よい。後半は酸が暴れ気味に襲ってくるが、これも果実味やミネラル感にマッチしている。鼻に抜ける複雑なアロマ、穏やかな苦み、舌がピリピリとするような微発泡の余韻が素晴らしい。正直に言ってバランスはだいぶ歪だけど、生き物!って感じの個性が愛おしい。ゆでたまご的な還元香はずっと気になる笑。でも味わいはとても好みな一本。酔いが回ってくると、そもそも人間が完璧じゃないのだから、ワインだって完璧じゃなくていいという謎の悟りを開く。 ちょい辛口のチキンケバブと合わせると香りの欠点がよく分からなくなり、ワインの良いところだけが引き立って相性ばっちりでした。
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