ルドヴィック・ボネルの、ラ・バディネリ・デュ・ペッシュ　ルージュ、2004vt.です。 フランス南西地方は、ボルドーから見たらジロンド～ガロンヌ川上流域側に位置する生産地、ということになります。その中にあるAOCビュゼで、1997年にルドヴィック・ボネル夫妻が始めたワイナリーです。 南西地方は、ボルドーライクなワインが造られているとのことですが、知名度ゆえか、良い出来のものでも、お安く提供されているものが多いとのことです。ビュゼのワインは「田舎のクラレット（ボルドーの赤ワインのこと）」とも呼ばれているようです。 樹齢平均が35年以上の、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド。大樽で24か月熟成、SO2の添加は極限まで減らしているとのこと。 ブラックベリーにカシス、ブルーベリーっぽくもある。紅茶に樽香。 強めのアタック、やや強めの酸味が、果実っぽさをしっかり表現。タンニンは軽めですが、収斂性があって小さくてもしっかりした感じ。余韻は長くもなく。 確かにボルドーっぽいところはわかります。

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