ワイン | Montevertine Le Pergole Torte(1999) | ||||||||||||||||||||
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へぇー。勉強になります。 イタリア、本当に分かってないなぁ〜。 こちら場所はキャンティにあるけれど、キャンティを名乗れないんですね? ブルゴーニュの古酒に通じるニュアンスがあるみたいで、美味しそうです。
Nora
Noraさん キャンティ・クラッシコは、伝統的に複数の品種で醸されていたワインだったので、以前はそれが義務づけられていたんですよ。現在はサンジョヴェーゼ100%もOKになっていますが、このワインのファースト・ヴィンテージの1971年時点ではNGでした。モンテヴェルティーネ自体が1981年にキャンティ・クラッシコ協会を脱退してしまうので、現在では、ほかの銘柄も含めて、「名乗れない」のではなく、敢えて「名乗らない」ということですね。いや、カッコいいです(@_@)
iri2618 STOP WARS
なんちゃってキャンティが増えたので、キャンティ・クラシコを区別した歴史があるのに。 キャンティ・クラシコを名乗れる立場にありながら名乗らないっていうのはカッコいいですね。 名乗る必要がないとのことでしょうね。恐れ入りました。
Nora
Noraさん モンテヴェルティーネのワイン、それぞれのカテゴリーの中で最高レベルのものをいただけます。機会があれば、ぜひ召し上がってみてください!
iri2618 STOP WARS
1999 モンテヴェルティーネ レ・ペルゴーレ・トルテ トスカーナ/イタリア 12月19日 第3回 魁! パードレ塾③ 東西線神楽坂駅から徒歩30秒。絶好のロケーションにあるイタリアワインの名(迷)店で、第3回 魁! パードレ塾を開催しました。 今回のメンバーは、mattzさん、bacchanaleさん、ぺんぺんさん、当日に急遽参加決定のTKRさん、そして私の5名。 3本目のワインは、今回の塾活の目玉と考えていたよく熟成させたサンジョヴェーゼです。 このワインが初めてリリースされた当時は、サンジョヴェーゼ100%ではキャンティ・クラッシコを名乗ることができず、現在に至るまでIGTトスカーナとしてつくられているワイン。 1982年以降、毎年絵柄の変わる女性を描いたイラストのボトルデザインが有名ですが、1999年は横顔の年。 女性が正面を向いている年は良年で、横向きは…という俗説がありますが、本当のところはどうでしょう? グラスに注がれたワインの外観は、薄っすら煉瓦色が入った淡いガーネット。ややクラウディですが、艶のある見た目です。 ブラックチェリーのような甘い果実に、プルーンやフィグのようなドライフルーツのフレーバーがトッピングされた、熟成感のある香り。 ブルゴーニュの古酒の香りを、一瞬、思い出しました。 口に含むと、上品で滑らかな口当たり。果実のエキス感が強く、柔らかい土を思わせるミネラルの印象。 とてもエレガントな味わいですが、鰹出汁のようなお出汁感がだんだん強くなり、実にユニークな味わいに変化します。 最近、似たものをいただいた記憶が…あ、ふたつ思い出しました(笑) ひとつは小布施ワイナリーの2010年産「P」というピノ・ノワール100%の泡。 あちらは、鰹出汁だけでなく昆布出汁まで感じましたが、それにしてもよく似た風味です。 もうひとつは、2013年産、ポッジオ・ディ・ソットのブルネッロ・ディ・モンタルチーノ 。 こちらは、同じサンジョヴェーゼ。似ているのはある意味必然ですが、特にエキス感中心の味わいやしなやかな質感に共通するエレガンスを感じます。 どちらも奥深い味わいの素晴らしい味わいのワインでした。この、レ・ペルゴーレ・トルテも品格を感じるワインですね。 上品な味わいが、一緒にいただいた仔羊の煮込みとも、良い感じでマリアージュします。 マスター、とっておきの秘蔵ワインを開けていただき、ありがとうございます!
iri2618 STOP WARS