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2.5
2019 マッテオ・コレッジア ロッケ・ダンプセイ ロエロ・ロッソ・リゼルヴァ ピエモンテ/イタリア 木曜日のワイン。 今年のメイ・デイは、一日中、気持ちの良い天気でした✨ この日は勤務先が社休日となっているため、朝から上野の東京国立博物館へ出かけました。 平成館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」と、昼食を挟んで、素晴らしい庭園と表慶館の「浮世絵現代」展をじっくり見学して、その後、不忍池を越えて池之端の旧岩崎邸庭園まで見物してしまいました(笑) その勢いで、鈴本演芸場も楽しんで行こうかと迷いましたが、チケット販売まで1時間近く並んで待たなければならないことがわかり、そちらは断念して帰宅することにしました。 帰りがけ、地元の八百屋さんでバカ安売りしていた、カブとカリフラワーを使って夫婦で1品ずつ御菜をつくり、合わせたワインがこちら。 何だか、無性にネッビオーロを飲みたい気分だったんですよ! 爽やかにカラッと晴れた陽気で、一日中、喉がめちゃくちゃ渇いていたんですが、そんなコンディションの時に、なぜか「乾いたタンニン」のネッビオーロを、身体が求めてしまったようです…⁉︎ 体調と(ワインの)官能の関係は、体験的にしか語れないので、一般化が難しそうですが、深掘りする価値はありそうですね♪ 外観は、やや濃いめのルビー。 2019年産と、とても若いワインでありながら、ちょっと熟成の兆しが出ているようにも見えますが、ネッビオーロ独特のオレンジっぽい色味のようでもあります。 キレイな階調も見てとれますね。 透明感があって、液面の照りや艶も申し分なく、私には素晴らしいネッビオーロのように見えます♡ グラスからは、ネッビオーロらしい(?)ドライフラワーの薔薇や、ドライフィグやプルーン、オレンジピールのコンフィなど、ドライな華やかさと旨みを感じさせる、上品な香り。 乾いた土やミネラルのニュアンスも感じられ、「洗練」と「素朴」の要素を併せ持っている感じでしょうか? ちなみに、グラスはリーデル・ヴェリタスのオールドワールド・ピノ・ノワールを使っています。 バローロやバルバレスコに比べて、やや「圧」が弱い気がしますが、複雑さやクオリティが劣るわけではなく、優しく繊細な香りという印象です。 口に含むと、柔らかな口あたり! 若いネッビオーロということで、手強いタンニンの抵抗を予期していましたが、拍子抜けするほどスムーズな質感です(苦笑) 凝縮度の高い果実味と、洗練されたドライフルーツ系の旨みが良い塩梅で配合されていて、そこに紅茶や「土の風味」が掛け合わされた味わいは、野趣たっぷりに洗練されています。 伸びのある酸としっとりときめ細かなタンニン、ほどよい「お出汁」感のバランスがよく、全体としては軽やか、かつエレガントな仕上がりだと思います。 味わいも、香り同様、強い「圧」を感じるタイプではありませんが、とても熟れていて「深み」を感じさせるタイプですね♪ 文句なく美味しいです♡ この日、博物館で鑑賞してきた多くの浮世絵が、一見、平板に見えながら、何とも表現し難い「奥行き」や「深み」を感じさせるのは、敢えて誇張を加えた独特の遠近法の使用や、ものによっては40回を超えて繰り返される、多色の重ね摺(ず)りによって得られる繊細な色彩のグラデーションによるものといわれます。 このロッケ・ダンプセイの味わいの奥行きや深みにも、浮世絵の世界に通じるような職人的な「匠(たくみ)」を感じます。 そういえば、エチケッタのイラストも、何となく浮世絵的な絵柄だし…。 全然見当違いなら、紅顔の至りですが、この日飲むワインとして、とても相応しいものを選んだなと、自分をホメたくなりました(笑)✨
iri2618 STOP WARS
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2019 マッテオ・コレッジア ロッケ・ダンプセイ ロエロ・ロッソ・リゼルヴァ ピエモンテ/イタリア 木曜日のワイン。 今年のメイ・デイは、一日中、気持ちの良い天気でした✨ この日は勤務先が社休日となっているため、朝から上野の東京国立博物館へ出かけました。 平成館の特別展「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」と、昼食を挟んで、素晴らしい庭園と表慶館の「浮世絵現代」展をじっくり見学して、その後、不忍池を越えて池之端の旧岩崎邸庭園まで見物してしまいました(笑) その勢いで、鈴本演芸場も楽しんで行こうかと迷いましたが、チケット販売まで1時間近く並んで待たなければならないことがわかり、そちらは断念して帰宅することにしました。 帰りがけ、地元の八百屋さんでバカ安売りしていた、カブとカリフラワーを使って夫婦で1品ずつ御菜をつくり、合わせたワインがこちら。 何だか、無性にネッビオーロを飲みたい気分だったんですよ! 爽やかにカラッと晴れた陽気で、一日中、喉がめちゃくちゃ渇いていたんですが、そんなコンディションの時に、なぜか「乾いたタンニン」のネッビオーロを、身体が求めてしまったようです…⁉︎ 体調と(ワインの)官能の関係は、体験的にしか語れないので、一般化が難しそうですが、深掘りする価値はありそうですね♪ 外観は、やや濃いめのルビー。 2019年産と、とても若いワインでありながら、ちょっと熟成の兆しが出ているようにも見えますが、ネッビオーロ独特のオレンジっぽい色味のようでもあります。 キレイな階調も見てとれますね。 透明感があって、液面の照りや艶も申し分なく、私には素晴らしいネッビオーロのように見えます♡ グラスからは、ネッビオーロらしい(?)ドライフラワーの薔薇や、ドライフィグやプルーン、オレンジピールのコンフィなど、ドライな華やかさと旨みを感じさせる、上品な香り。 乾いた土やミネラルのニュアンスも感じられ、「洗練」と「素朴」の要素を併せ持っている感じでしょうか? ちなみに、グラスはリーデル・ヴェリタスのオールドワールド・ピノ・ノワールを使っています。 バローロやバルバレスコに比べて、やや「圧」が弱い気がしますが、複雑さやクオリティが劣るわけではなく、優しく繊細な香りという印象です。 口に含むと、柔らかな口あたり! 若いネッビオーロということで、手強いタンニンの抵抗を予期していましたが、拍子抜けするほどスムーズな質感です(苦笑) 凝縮度の高い果実味と、洗練されたドライフルーツ系の旨みが良い塩梅で配合されていて、そこに紅茶や「土の風味」が掛け合わされた味わいは、野趣たっぷりに洗練されています。 伸びのある酸としっとりときめ細かなタンニン、ほどよい「お出汁」感のバランスがよく、全体としては軽やか、かつエレガントな仕上がりだと思います。 味わいも、香り同様、強い「圧」を感じるタイプではありませんが、とても熟れていて「深み」を感じさせるタイプですね♪ 文句なく美味しいです♡ この日、博物館で鑑賞してきた多くの浮世絵が、一見、平板に見えながら、何とも表現し難い「奥行き」や「深み」を感じさせるのは、敢えて誇張を加えた独特の遠近法の使用や、ものによっては40回を超えて繰り返される、多色の重ね摺(ず)りによって得られる繊細な色彩のグラデーションによるものといわれます。 このロッケ・ダンプセイの味わいの奥行きや深みにも、浮世絵の世界に通じるような職人的な「匠(たくみ)」を感じます。 そういえば、エチケッタのイラストも、何となく浮世絵的な絵柄だし…。 全然見当違いなら、紅顔の至りですが、この日飲むワインとして、とても相応しいものを選んだなと、自分をホメたくなりました(笑)✨
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