『No.1287 どこまでも心地良い』 【ファルセット/2019】 アズッカ・エ・アズッコ/日本・愛知 ・ソーヴィニョン・ブラン 100% 合わせた夕飯 ・フライ盛り合わせ(コロッケ・メンチカツ・豚の大葉チーズ巻き・チキンカツ) ・刺身盛り合わせ ・ナポリタン風スパゲティ 抜栓し、グラスに注ぐ…淡く、ほんの少しグリーンを感じるレモンイエロー。フワッと香るのはシトラス系の柑橘の香り。ちょっとハーヴィなニュアンスも感じなくもないけど。 一口飲む…あ、これは美味しい！キュッと来る酸味。そしてこれが実に絶妙なあんばい。少し儚げな果実味。シトラス感多めの柑橘に、八朔。ほんの少し青りんご的な青い果実の要素も。あとにちょっとだけなんだけどレモンピール的なほろ苦さ。何だこれ？めっちゃ美味しいし、体に染み渡る感がとても良い！ 刺身を食べながら、ファルセットを飲む。スパッとした小気味良いキレが際立つ。どっちも進んじゃう。フライ各種はお手の物といった感じかな。まずコロッケは間違いない。豚の大葉チーズ巻きもグッド。チキンカツは粒マスタードで食べたけど、これも良い！このワインだとソースではなくマスタードだ。そしてナポリタン風スパゲティ。いいわぁ…実に良く合うわぁ。 軽快ながらもしっかりとした飲み心地。キレもあり、どことなく余韻の良さもあったり。あとコリコリっとしたミネラル感も。そして何より、ソーヴィニョン・ブランにありがちな青臭さ的なネガティブ要素がほぼほぼ感じられないのが個人的に嬉しい。あくまで心地良いハーブさ加減ってことで。 如何せん流通量が絶対少ないので、買える時には買っとかなきゃってのだけが難点かな。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ