『No.1037 カッチリしながら丸みも帯びて』 昨日の話。 来週末に行われる娘の保育園のおゆうぎ会。保育園最後のおゆうぎ会ということもあってか、練習に余念がないらしい。 実際この目で見たわけではないが、帰り道の車内でストーンと寝落ちする娘を見ているとそれとなくわかる。 大変だろうけど頑張ってほしいな。あと、インフルエンザに要注意だね。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・ミートドリア ・ソーセージとほうれん草のオムレツ これに味噌汁といった具合。そして今夜は、オーストリアのレナーシスタ、インターギャラクティック2020年をお供に。久々なレナーシスタ！ワイン名はビースティ・ボーイズの曲名だそうで。個人的にはビースティよりBOOM BOOM SATELLITESの方が頭に浮かぶかな。セパージュはヴェルシュリースリング38％、シャルドネ34％、グリューナー・ヴェルトリーナー13％、ミュスカ・オットネル10％、ヴァイスブルグンダー5％といったまぜこぜ具合。楽しみじゃないですかぁ！ てな感じで、抜栓し、グラスに注ぐ…オレンジと謳っているが、オレンジというよりは鮮やかな黄金色といったところか。香りの方は、強い主張こそないが、あくまでふんわりと柑橘や桃、ハーブの香りが。そして一口…おっう、この前面に出てくる美味しさとやらは…なかなかやりますなぁ。 全体的に丸みを帯びた味わいといった感じかな(あくまで主観)。このジューシーな果実感。マスカットや梨、桃にグレフル、時折遠くの方からメロン。この豊かな果実味が実に魅力的。トロピカルでありながら、どこかしらに冷涼さを感じるのは、ミンティな要素があるからだろうか？後味は無駄に引かずサラリ。でも味わいしっかりだから個人的には高評価。コリっとしたミネラル、後味のほろ苦さとほの甘さも絶妙なバランス。そして微々炭酸でクリスピー。これらの味わいがとてもバランスよく、一個の球体のよう…うん、わかりづらいか…でもそんな感じ。 それぞれの葡萄の良さも引き立ってか、比較的食中酒としては良いのでは…と思ったり。ミートドリアとの相性もなかなか良かったが、バターやチーズの風味を効かせたオムレツとの相性は抜群だった。 オーストリアのワインっていい意味で緩いイメージがあったりするのだが、このインターギャラクティックはカッチリしつつ、程よい丸みも感じる実にバランスの良いワインだった。 ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ