『No.633 この感じがバッテリーベルク』 イミッヒ・バッテリーベルク。僕が本格的にワインを飲むようになってから、ドイツのリースリング と言えば...って感じで、飲むようになった作り手。初めはエチケットが気に入って購入したのだが、そのうち味わいもトリコになってしまった。 はつらつとした果実味と、キュッと頬が引き締まるようなアクセント的な酸味。コリっと...いや、ゴリッぐらいまで感じる力強いミネラル感。ヴァニラのニュアンスもとても心地良い。そして何よりペトロール香りをあまり感じないところが実に個人的には嬉しかったり。 そんな今夜の夕飯は... ・洋風寄せ鍋 妻が白菜と豚バラのミルフィーユ鍋を作るつもりだったのだが、白菜が足らず、残りは台所にあるもので補ったものらしい。美味しそうでいいじゃん！ そして、この鍋見てたらリースリング いっときたいなぁ...ってことで、セラーに鎮座していたこいつを引っ張り出してみよう...今夜はドイツのイミッヒ・バッテリーベルクのエラーグルーブ・リースリング 2012年をお供に。 抜栓し、グラスに注ぐと明るめの黄金色。液体は比較的サラッとしてそう。そして擦り下ろした林檎や梨のような果実香がグラスから溢れんばかり。そんなこんなで香りの方を...ふふーん、林檎や梨、レモンのような果実香。ヴァニラっぽさも。嬉しいことにペトロール香は、ほぼ無し。そして一口...うん、この味この味！嬉しいくらいバッチリなバッテリーベルクの味わい。 じゅんわり染みる旨味にアクセント的な酸味。コリコリッとした心地良いミネラル感、ヴァニラや蜜のようなほのかな甘味と塩気のバランスの良さ！これですねぇ。 コンソメベースの鍋と実に相性がいいわけで。白菜、豚バラ、キノコにソーセージ、豆腐に青梗菜。どんどん鍋とワインが進んでいく。止まんないなぁ...締めのうどんまで。 やはりバッテリーベルクのワインは僕の期待を裏切ることなく、いやむしろ斜め上を攻めた味わいで嬉しかった。最近ちょっと売ってるところが少なく手に入れづらくなりつつある状況ではあるけど、しつこく探していきたいものである。 めっちゃ幸せな気分だ！ごちそうさまでした♬

カリヤカ・ズノリ