『No.996 圧はなくとも明るく陽気』 昨日の話。 週末、一泊二日の家族旅行に行ってきた。旅行のメインはスピッツのライブだったわけだが、」合間にホテルのプールで遊んだり、チラッと観光したり、美味しいもの食べたり…としっかり満喫できた次第。 とりあえず夏を満喫したのはいいが、家に帰り、片づけをしたり、洗濯物回したりして、少しづつ現実に溶け込んでいく…またどっか旅行行きたいなぁ。 なんてなことを思いながらのこの日の夕飯のメニューは… ・ピザ(ピザハット) ・ボロネーゼのショートパスタ(ピザハット) こんな日は宅配ピザですね。そしてカーヴ・ドッチのあなぐま2019年をお供に。サンジョヴェーゼ100％の一本。大好きなんだよなぁこの薄旨ワイン！ 抜栓し、グラスに注ぐ、相変わらず淡く薄いチェリーレッド…ほぼロゼですな。チェリーやアセロラのようなサワサワするようなキュートな果実香。…そして一口…うん、やはり美味しい。2019年も間違いなく美味しい。下にキュッとくるアクセント的な酸味。香り通りのチャーミングな果実味、紫蘇っぽい風味も。そして以前飲んだ時も感じた、ちょいトマトとバジル感。うっすらと火薬的なニュアンスも。そしてなによりコリッコリのミネラル感が実に秀逸。 サンジョヴェーゼって明るく陽気ではあるが、どっか圧の強さみたいなものを感じたりする(あくまで主観)のだが、このあなぐまは、そこまで圧の強さを感じない。むしろピノ寄りの味わいを感じなくもないが、サンジョヴェーゼ感もしっかり感じるわけで。いや、あの圧の強さも嫌いじゃないんだけど。 仕立ての良いシャツ…一方的に敬愛しているジュゼッペさんが、あなぐまをこう評していたのだが、まさにドンピシャ！思わず膝を打ったのは言うまでもない。いいこと仰る！ そんなもんだから、ピザに合わないわけがない…ほんとはドミノがよかったが、ピザハットも美味しいじゃん！ 本当はなにか和食にでも合わせたかったのだが…それはまた別の機会で…とても美味しかった、ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ