『No.1159 赤茶けた野性味』 【イランシー・レ・ロンス/2018年】 ヴィニ・ヴィティ・ヴィンチ/フランス・ブルゴーニュ ・ピノ・ノワール 100% 合わせた夕飯 ・チーズハンバーグ・きのこの醤油炒め添え ・もやしとソーセージの炒め物 ・人参とチーズのガレット風 抜栓し、グラスに注ぐと、赤茶けたレンガ色のような色合い。紫というよりは茶。フワッと香るのはカシスやレーズンのような甘美な果実香。時折茎や腐葉土といったネガ要素も。一口いただくと、これがまた思いの外力強い。香り通りのカシスにブルーベリー。あとは出汁感。このあたりが力強さを演出してるのか。力強さと共にドライな風合いも感じたり。 カシス、ブルーベリー、レーズン、梅、出汁、そしてスパイスのニュアンス。 食事との相性もなかなかではあるが、これは単体でいただいても十分なんじゃないかな。抜栓時期は決して早いわけではないんだろうけど、もうちょい寝かせても良さそう。 ハンバーグとは良いあんばい。個人的にはきのこの醤油炒めと共にいただくのがツボだったり。香ばしい醤油ときのこにイランシー、止まらない。 相変わらずの卑猥なエチケットの如く…というよりは、もうちょい野性的な飲み口のワイン。美味しくいただけました、ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ