安曇野カベルネ・ソーヴィニョン2014 安曇野ワイナリー どう熟成してるか果たして…。 カベルネ2019は樽熟13ヶ月アルコール12%らしいが、こちらは19ヶ月樽熟アルコール13%…最近のはややライトに作ってるんだろうか。 色は落ち着いているオレンジがかったガーネット、テイスティンググラスでは縁の色が見づらい濃い色調。 粘度はやや軽め。 香りは熟成香が主体になりつつある、ブルーベリー・カシスはジャムやリキュールのようなやや濃縮感のあるニュアンスに。 杉の木や枯草、まだすこし夏の日差しの印象が残る初秋の開けた山道のような明るさ。湿っぽさや陰性な感じはなく、香りの印象が暖かくカラッとしている。 口当たりはスムース、落ち着きのある柔らかな甘みと酸味、やや酸味のほうがシャープで充実。タンニンはだいぶ熟れてシルキー。 飲み疲れない丁度いい重さのワイン。 ふと夏休み終わり間際の、夕暮れの縁側を思い出した。夜に向かう風と、まだ熱の残るコンクリート。まだ早いけど彼岸や、季節の入れ替わりを予感する瞬間。

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