『No.795 ガツンじゃなくググッと』 月曜日の話。 一週間の始まりというのは、とかく憂鬱なものだったりするわけで。普段から仕事行きたくないなぁを連発している僕は月曜日は絶望日だよなぁ…なんて思いながら出勤する。すると娘も自分に感化されたのか、保育園行きたくないなぁ…と口走っちゃったりする。 あ、こりゃまずいな…と思った僕は、娘をなだめながら保育園は楽しいよ…なんてことを言いながら、娘をなだめて、保育園に送り出す次第。 気をつけなきゃだよな…とちょいと反省。そして仕事に追われつつ終業時間を迎え、娘を迎えに保育園に急ぐ。 そんなこの日の夕飯のメニューは… ・スープご飯 ・椎茸のグリル・醤油風味 妻が、何かの雑誌かテレビで見かけたスープに浸してご飯を食べるメニューなるものを作ってくれた。家族が飽きないように、いろんなところからメニューを仕入れてくる妻に感謝である。そしてこの日は、イタリアはシチリアのイル・チェンソのプラルアール2017年をお供に。カタラット100％の一本。過去に一度飲んだが、実にボリューミーでずっしりとした味わいという印象を受けた記憶がある。それからしばらくぶりのプラルアール、あの印象は今でも変わらないのか。 グラスに注ぎ、香りの方なんかを…おぉ、雰囲気たっぷりの香り。トロピカル系の果物の甘い香りとオリエンタルな紅茶、そして少し強めのアルコール香。そして一口…あ、お、そうそうこの感じ。ググッと寄ってくる旨味、ガツンというパンチ感ではなく、ググっと胸ぐらをつかまれるような感じ…わかりずらいか…でもそんな感じ。そしてほのかな甘みと渋味。飲みごたえのある味わい。後味は無駄に残らない。ささっと引いていくような。でも余韻はある。 やっぱ支離滅裂だ。 じっくりと時間をかけて飲むワインなのかな。でも食事とも合うよ不思議と。この日のコンソメ風味のタマゴとトマトのスープご飯や、椎茸のグルメなんかと仲良しな感じ。なんか不思議なんだけど。 僕的には、旨味たっぷりなとこもいいんだけど、その旨味を上手にアシストするほのかな甘さや渋味、紅茶的なニュアンスが好きなんだよなぁ。今度は豚のローストや、チーズをかけたチキンカツなんかにも合わせてみたいかな。 ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ