『No.994 爽やかさが付きまとう』 昨日の話。 快晴。むせるほどの暑さ。梅雨明け。夏到来。ってことで来週末の家族旅行に備え、街へ買い物に。行き先は隣の県なので、大した行先ではないかもしれないが、我が家としては楽しいでしかないのである。 それにしても、こうやって旅行に備えての買い物ってのは、とてもワクワクするなぁ。来週が楽しみである。 そんなこんなで、この日の夕飯のメニューは… ・牛肉とひらたけのロースト ・エビチリ ・ローストチキン ・無花果のサラダ ・前菜盛り合わせ これにおにぎりといった具合。ついついデパ地下で買いすぎてしまったぁ…まぁいいか。美味しくいただくとしよう。そしてフランスのアニェス・パケ、オークセイ・デュレス・ブラン2016年をお供に。久々にいただくアニェス・パケ。こころがおどるというもので。いわずもがなのシャルドネ100％。 抜栓し、グラスに注ぐ、レモンイエローの鮮やかな色合い。ふわっと柑橘的な果実香。爽やかさが付きまとう感じ。そして一口…あっ、体にジュワっと染み入る感じ。柑橘や桃の風味がたまらない。ふくよかなれどダルさのない味わいはリッチ。少しナッティなニュアンスやコリコリのミネラル感も実に秀逸。あとキュッと締めてくれる酸味もキャッチー。 まずエビチリと共に。むふふ…合うじゃないのこれが。甘辛いチリソースとプリップリのエビ、そしてオークセイ・デュレス。ムフフが止まらない。次に行くのは無花果のサラダ。甘じょっぱいサラダの風味とも相性よろしといった具合。地元デパ地下で有名なローストチキン、この脂の乗った皮身とまた絶妙の相性。これも甘辛いたれで仕込んでるからだろうかね。ワイン自体も果実味由来の甘さに、蜜のほの甘さも感じたり。そしてほんのり感じる塩っぽさと合わさった時の美味しさたるや。 時間が経過すると、より風味が強く主張するも、押しつけがましくないところが良い。少し緩い作りがチャーミング。美味しゅうございました。ごちそうさまでした！

カリヤカ・ズノリ