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3.5
セラファン・ペール・エ・フィスの、ACブルゴーニュ・ルージュ、2017vt.です。 1930年代の末に、ポーランドからの移民で、ジュヴレ・シャンベルタンに移住したスタニスラ・セラファン氏は、移民は炭鉱か畑のどちらかの仕事しか選択がなかったので、たまたま農業を始めた人物です。戦争がはじまると、ポーランド独立運動のメンバーとしてブルゴーニュを離れますが、5年間も捕虜として過ごす。 戦後、苦労の末にGシャンベルタンに戻ると、幸運にも近隣の畑を購入したばかりの、イタリア移民リブレア氏と知り合い、畑作りのノウハウを学ぶことに。 さらに幸運なことに、リブレア氏の甥が不動産関連の弁護士だったことから、戦後放置されて土地情報を与えてもらい、畑を購入するまでのサポートをしてくれたのです。こうして1947年、スタニスラ氏は畑の所有者としてスタートします。 1970年代から、息子のクリスチャンが参画し、完璧主義者のクリスチャンが質・量ともに更なる成長に導く。2012年にクリスチャンは完全引退し、娘のカリンヌと姪のフレデリック・グーレイの二人で運営している。 認証は取っていないが、ほぼビオロジックによる栽培。完全除梗。新樽率は高めのドメーヌですが、このACブルゴーニュで4割ほど。 力強いアロマ。赤黒の果実に、特徴的なマッシュルームやムスクのようなニュアンスも感じて、非常にアロマティック。しかし、澄んだ雰囲気が漂っていて、決して生臭いようなものではない。独特の高貴さを感じる。 強めのアタック。赤黒の果実の奥に、何とも言えない動物的ブーケがあり、癖になりそうです。複雑さが見事に調和しており、ACブルゴーニュの枠を超えた感覚がありいます。 これ、美味しいワインです。
okok530
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セラファン・ペール・エ・フィスの、ACブルゴーニュ・ルージュ、2017vt.です。 1930年代の末に、ポーランドからの移民で、ジュヴレ・シャンベルタンに移住したスタニスラ・セラファン氏は、移民は炭鉱か畑のどちらかの仕事しか選択がなかったので、たまたま農業を始めた人物です。戦争がはじまると、ポーランド独立運動のメンバーとしてブルゴーニュを離れますが、5年間も捕虜として過ごす。 戦後、苦労の末にGシャンベルタンに戻ると、幸運にも近隣の畑を購入したばかりの、イタリア移民リブレア氏と知り合い、畑作りのノウハウを学ぶことに。 さらに幸運なことに、リブレア氏の甥が不動産関連の弁護士だったことから、戦後放置されて土地情報を与えてもらい、畑を購入するまでのサポートをしてくれたのです。こうして1947年、スタニスラ氏は畑の所有者としてスタートします。 1970年代から、息子のクリスチャンが参画し、完璧主義者のクリスチャンが質・量ともに更なる成長に導く。2012年にクリスチャンは完全引退し、娘のカリンヌと姪のフレデリック・グーレイの二人で運営している。 認証は取っていないが、ほぼビオロジックによる栽培。完全除梗。新樽率は高めのドメーヌですが、このACブルゴーニュで4割ほど。 力強いアロマ。赤黒の果実に、特徴的なマッシュルームやムスクのようなニュアンスも感じて、非常にアロマティック。しかし、澄んだ雰囲気が漂っていて、決して生臭いようなものではない。独特の高貴さを感じる。 強めのアタック。赤黒の果実の奥に、何とも言えない動物的ブーケがあり、癖になりそうです。複雑さが見事に調和しており、ACブルゴーニュの枠を超えた感覚がありいます。 これ、美味しいワインです。
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