レッド・エンジェル・オン・ザ・ムーンライト　イエルマン ピノ・ノワール(ピノ・ネロ)飲み比べ。ラベルにレッドエンジェル要素ある…？スラングではなさそうか… 白ワインやラマート(オレンジワイン)の有名なフリウリヴェネツィアジューリアの物。厳密には「フリウリ」と「ヴェネツィア・ジューリア」が一つに統合された州で、州の大半を占めるのがフリウリ、東部のスロベニアに接する限られた地域がヴェネツィア・ジューリアらしい。 色は澄んだ明〜中程度のラズベリーレッドでやや赤みが強い。ヴィンテージが想像しづらいエッジの色はやや淡い印象で粘度は中等度。 香りはストロベリー、ラズベリーに取るほど酸味は立ってない…ブルーベリーまでありかな。水分量や果肉感の加減イメージでブルーベリー〜プルーンまであてがう中で、甘やかだけど水分も感じてスミレの少し締まった香り。スン‥とする金属的というか果皮や樽のタンニン感のあるようなニュアンス。金属的と言ってもしっかり鉄っぽく感じないと赤身肉や鉄と取らない傾向がある。 枯れ草…は乾燥感をあまり感じないので腐葉土として(熟成香はあまりないが…)、瑞々しく果実味のたっぷりとした香りから飲み口もそのバランスを想像する。 口当たりは柔らかなアタックとジューシーな甘み、酸とバランスがよく流れるように口内を進む。タンニンはキメが細かくも形がわかり、スッと締まる量がある。スムースなミドルからコンパクトに抑えられた印象。 イタリア・スペインって樽熟成の加減からかしっかりした苦味で締められるようなイメージがあったけど甘みあるすっきりマイルドなピノ・ノワール。ピノの割にはシンプルか？

app.dll