『No.759 セメダインの奥底はパラダイス』 先日、Fire TV stickを購入した。これで我が家もテレビ環境が充実するぞと喜んでいたのだが、思いのほか家族全員ハマってしまって、熾烈なチャンネル争いが勃発するわ、見たら見たで、全員テレビに集中して会話がなくなる始末。   　これじゃいかん…ということで、一日テレビをつけずに過ごしてみた。そうすると、家族の会話が増えるわけで。特に食卓で会話がはずむってのはいいことだなと思ったり。終日テレビ無しはそれはそれでキツいだろうから、夕飯の時くらいはテレビ無しで生活してみよう…いつまで続くかな？   　そんな今夜の夕飯のメニューは…   ・手羽元とジャガイモのグリル・ローズマリー風味 ・ピーマンとソーセージの炒め物・塩昆布風味 ・小松菜となめこの味噌汁   　最近の妻の定番料理となった手羽元とジャガイモのグリル。娘にとってはおふくろの味となるのだろうか？とにかく娘の食いつきは十分だ。もちろん僕も。そして今夜はフランスはアルザスのクラインクネヒトのフルール・ドール2017年をお供に。   ちなみにセパージュの方は…   ・ピノ・ブラン→45％ ・シルヴァネール→45％ ・リースリング→10％ 僕の大好きなアルザスのまぜこぜワイン、うーむ楽しみだなぁ...ってことで、まずはコルクを...と思ったら、あらスクリューキャップなんですね。 スクリューキャップをキュリキュリと開け、グラスに注ぐ。香りの方は...ん？なんだか少しセメダインのような香り...ペトロール？気を取り直して一口...おぉ、これはおもしろい！コリコリなミネラル感。飲むと感じるクリスピー感。アフターに感じるほろ苦さ。その上果実の味わいもちゃんと感じるんだよなぁ。レモン的な入り口に少し黄桃の風味、最後のほろ苦さはグレープフルーツか。 手羽とジャガイモのグリルと恐ろしいくらい合う。まぁ当たり前か。ローズマリーともケンカしない。ほんと止まんない。塩昆布とも笑っちゃうくらい合うなぁ...アルザスに塩昆布あったっけな？ 飲み進めてると、最初に感じたセメダイン感は気にならなくなってきた。まぁ完全に飛んだわけではないけど。そして奥底から果実の香りを感じるようになる。 ボディこそミディアム寄りのライトかもだけど、フニャッとはしてなく、このクリスピー感がいいアクセントになってるんじゃないだろうか...と思ったり。 何はともあれ美味しかった。ごちそうさまでした♬

カリヤカ・ズノリ