『No.1298 レーズンパーマ』 【チェレーザ/2017】 コルヴァ・ジャッラ/イタリア・ラツィオ ・チリエジョーロ 100% 合わせた夕飯 ・牛トマ・クリームチーズ添え ・自家製鶏ハムのサラダ・胡麻ドレッシング和え 抜栓し、グラスに注ぐ…美しい明るめのガーネット。赤果実系の香りと共に少し刺激的な化学香が。パーマ液や除光液的な感じ…うっすらなんだけど。 そして一口…うっ、酸味強し。しょっぱなのアタックがそんな感じ。ラズベリーやチェリーのような赤果実系(若干野性味あり)の風味が酸味の後に感じられる。ただ開けたてだからか、若干味わいにギザギザしたものを感じたり。一口飲み、鼻を抜けるケミカルな様相。ちょっとパーマ液感じるんだよなぁ。 牛トマを食べながら、チェレーザを飲んでると、徐々に味わいのピントがあってくる感じ。ボディ的にはミディアム寄りでずっしりではなく、ちょっと繊細だけど、あくまで軽快でって感じなのかな。しれっと心地良いタンニンを感じさせるのはさすが。あとレーズンの風味も後に感じて、これまたよろし…といったとこかな。 トマトベースの牛トマにはもちろん合うが、胡麻ドレを和えた鶏ハムのサラダにも寄り添ってくれる感が嬉しかったり。この飲み口と重くない料理との相性が良いんだろうなと思ったり。 ただ如何せん、先程のケミカル感が抜け切れてないのが個人的に残念かな。個体差もあるのかな？ ごちそうさまでした。

カリヤカ・ズノリ