1988年、アンリ・フレデリック・ロックにより設立されたドメーヌ。彼はラリー・ビーズ・ルロワ女史の甥にあたり、現在ロマネ・コンティ社の共同経営者も務めている。ロックは、DRCの醸造責任者ベルナール・ノブレのアドバイスを受け古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていた有機栽培を復活させた。醸造法にも伝統的手法を取り入れ今ではビオロジックワインの代表格の一人となった。2008年ヴィンテージ以降はSO2を使わなくても長期熟成が出来るよう、キャップシール内側に赤ロウを載せている。ラベルに描かれた独特のロゴはエジプトのある古文書に由来。左側にある緑色で描かれているのはブドウの樹、不揃いの三つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、そしてその下の黄色い楕円は人を表しており、自然(神)と人間の両方の力によってワインを造りだすという彼の考えを表現したデザインとなっている。