フランスは北ローヌ地方、ジャンヌ・ガイヤール シラー ヴァン・ド・フランス2017。シラー100%。 色味はガーネット、香りへ豊かなブルーベリーの果実香に柔らかいホワイトペッパーの香り、タイムのスパイス。やはりタバコ、よりももう少し水っ気のあるハーブかな。 飲み口もボリュームありながら、豊かな果実味と太くも丸いタンニン、穏やかな酸味で優しい。アルコール度数が12.5%と、一般的なシラーのワインと比較してやや低く、それ故の豊かな果実味と口当たりの優しさな繋がっている感じ。コンセプト的にもエレガントさを残しつつ親しみやすさを追求しているようで、それが体現されたかのようなシラーの中にも優しさを宿したワイン。 ジャンヌ・ガイヤールは、北ローヌを代表するピエール・ガイヤールの娘さん。このワインは女性醸造家の作る、なにやらほっとする優しいスパイス/ハーブ感につつまれたワイン。日本人の感覚で言う生姜湯に近い感覚か。生姜湯とワインってオシャレ度が全然違うけど、そこは醸造家の女子力のなせる技か。

TKR