イタリア中部のアブルッツォ州、コッレフリージオ アパッシメント2021。モンテプルチアーノ60%、サンジョヴェーゼ20%、メルロー20%。 色味はガーネット、香りはブルーベリーのバランス、濃縮感あるチェリー、ドライレーズン、クローヴのスパイス、革香や樽香。 熟したジューシーな果実感、バランス良い爽やかな酸味、厚みあるがなめらかなタンニン 熟した感のあるワインだが、興味深いのは赤系果実と黒系果実の両面で濃縮感ある熟した感があるところ。 熟した果実とスパイス、心地よく締めてくる酸味と舌触りの良いタンニンが渾然一体としたバランスが良く、明るくもじわじわと美味いワイン。 これも滅多に見ないブドウ比率、黒系のモンプルと赤系のサンショヴェ、そこになぜか国際品種のまろやかなメルローというユニークな比率によるものと思う。

TKR