珍しい？10年熟成のアメリカシャルドネ。いい色合いになっている。 程よく厚みのある口当たり、熟した果実のたっぷりした味わい、余韻はドライで飲み疲れしない。カッとくるアルコール感はあるが、全体的にいいバランス。味の縁にちょっとした塩味があってアクセントになっている。あんまり甘くないクリームとパイナップルケーキの組み合わせを思わせる風味。 INAOの小ぶりのグランより、リーデルオヴァチュアの赤用グラスの方が合う。10年分の熟成感があるか？と言われると、今のところあまり感じない。 グラタンのパイ包みとかパイ生地を使った料理に合いそう。 二日目。昨日より後半にかけて味の伸びがいい。シチューと合わせたらやっぱりいい感じ。鯛の塩釜焼きとも案外合うかも。 四日目。味が内側からよく広がるようになった。熟した柑橘の風味も出てきた。ショットツヴィーゼルのリースリンググラスと合う。 五日目。樽やパイナップルの風味がグッと出てきて、また一味違う印象を受ける。味の中心に若干の空洞を感じるので今日が峠か。それにしても面白い。

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