Perticaia Montefalco Sagrantino写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

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REVIEWS

ワインPerticaia Montefalco Sagrantino(2015)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2022-06-12
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所にしのよしたか
購入単位ボトル
価格帯5,000円 ~ 6,999円
価格
インポーターワインウェイヴ

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2015 ペルティカイア モンテファルコ・サグランティーノ ウンブリア/イタリア 日曜日のワイン。 晩ごはんの豚肉のポットローストに合わせて、アルコール度数15.5%の久々にガツンとくる赤を。 良い手応えの残る全長50mmの天然コルクを抜き、ワインをザルトのユニバーサルに注ぎます。 濃いですね! 外観は凝縮感のあるガーネットですが、黒くなくて赤のトーンがしっかり入った艶のあるディープパープル。 意外なくらいの透明感があり、ただの濃厚ワインではない見た目です。 グラスからは、プルーンやカシスなどの重量級黒果実に、サワーチェリーやブラックベリーの甘酸っぱい香り、キルシュやフランボワーズリキュールの尖ったアルコール感が溢れ出しています。 リコリスやシナモンなど、ちょっとクセのあるスパイスのヒントや、エスプレッソやブラックチョコレートのニュアンス、黒い石や鉱物を思わせるミネラルも豊富。 時間が経つにつれ、スミレやバラとはちょっと違う、南国っぽい紫や濃赤の花の香りも立ってきます。 口に含むと、柔らかくしなやかで全体によく溶け込んではいるものの、圧倒的なタンニンの存在感に気圧されます。 ただ、このタンニンの質は、私にとって苦手なタイプではなく、舌は痺れますが、楽しい会話がギリギリ可能なレベル。 次いで、タンニンと同レベルの膨大なマウスフィリングな果実味も感じられ、ああ、これがサグランティーノらしさというものか⁉︎ と、久しぶりにいただく品種の特徴を思い出すことになりました。 二大看板のタンニンと果実味をつなぐ酸味も相当なレベルですが、ここではしっかり裏方にまわって、リンクマンとして全体のバランスを整え、地味ながら良い仕事をしていますねえ。 そして何より、このワイン、旨みが濃厚です。 強い旨みが引っ張る余韻は、当然ながら長く、口の中から全身にジワーっと浸み込むように拡がっていき、身体の中で開く感じ。 いやいや痺れるような味わいとは、まさにこのこと。 「五感で味わう」なんて表現もありますが、このサグランティーノは、「全身で味わう」ワインなのかもしれません。 なかなか出会う機会の少ない品種ですが、特に経験のない方こそ、是非ご賞味あれ。 このワインのお供に、低音の効いたリズムセクションとハスキーなヴォーカルのコンビネーションの音楽を合わせてみたくなり、パティ・スミスの『Trampin'』(2004年)と、ミシェル・ンデゲオチェロの『Bitter』(1999年)を聴き比べてみました。 結果は『Bitter』の一択ですね。 このアルバム、強くて重いワインと合わせるためにあるような作品で、過去にはガッティナーラのネッビオーロや、セントラル・オタゴのピノ・ノワールと合わせて素晴らしい相乗効果が得られたことを思い出しました。 しかし、このサグランティーノとのコラボは、過去の成功体験を遥かに超えて完璧な相性です。 視覚・嗅覚・味覚のワインと、ベースやドラムの重低音による振動からの触覚・聴覚の音楽の組み合わせで、それぞれの感覚の相互作用や、何かヤバいヴィジョンが見えそうなおまけまで付いてきて、思い切り五感を楽しませてくれますよ。 このアルバムも、サグランティーノと同じようになかなか出会う機会がなさそうですが、一度でも体験すれば忘れらない、唯一無二の世界。 赤ワイン片手に、是非是非‼︎

iri2618 STOP WARS

自分も一度だけサグランディーノを飲んだことがありますが、iriさんのおっしゃる通り、タンニンがあんなに強いのにすごく細かくて同じく強めの酸味果実味と綺麗に一体化していて素晴らしいなぁと思った記憶があります。 ポスト拝見してまた飲みたくなってきました…これから暑くなるのに(笑)

はじめ。

モンテファルコ・サグランティーノは僕はタンニンの記憶しかありません(笑)が、こちらは美味しそうです(^^)

Yuji♪☆

ミシェルンデゲオチェロ! 初め男だと思ってました。私もbitterの次のアルバムを今年になって聞き直したりしました。

mattz

はじめ。さん コメントありがとうございます。久しぶりのサグランティーノで、特徴なんだっけ?状態でしたが、圧倒的なタンニンの量ですぐに思い出しました(苦笑) めちゃくちゃ濃いワインですが、素晴らしい質の酸のおかげで暑苦しさはまったく感じず、とても上品な味わいです。はじめ。さんも、是非召し上がって、この感じを思い出してください!

iri2618 STOP WARS

Yuji♪☆さん コメントありがとうございます。アルコール度数が15.5%もあるのに、とてもエレガントな味わいに感じました。タンニンは、もちろん膨大ですが、それに匹敵する果実味と酸が効いていて、全体のバランスが素晴らしいです。Yuji♪☆さんも、是非是非‼︎

iri2618 STOP WARS

mattzさん コメントありがとうございます。確かにジェンダーレスな印象ですね。次のアルバムというと『クッキー』ですね。この人の作品、最近のものは聴いてませんが、初期のものは本当に素晴らしく、聴き始めるとアルバムメドレーの無限ループになってしまいます(笑) それでも、やっぱり『ビター』がいちばん好きですね♪

iri2618 STOP WARS

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