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2.5
2012 ケイネズ・ワイナリー デムズ・ヴィンヤード アンダーソン・ヴァレー ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー メンドシーノ・カウンティ ノース・コースト カリフォルニア/USA 日曜日のワイン。 晩ごはんにドイツのリースリングを合わせた後、第9ステージのツールを観ながらカリフォルニアのピノ・ノワールをいただきました。 そう、7月4日はアメリカ独立記念日です。 世界史上の偉大な出来事に敬意を表してUSAのワインをいただくことにしました。 今はなきケイネズ・ワイナリーの偉大な畑、デムズ・ヴィンヤードのピノ・ノワール。 ケイネズについては、過去のポストで、何度か消滅の経緯について触れていますので繰り返しませんが、こんな素晴らしいワイナリーが消えてしまったのは、本当に残念なことです。 このデムズ・ヴィンヤードは、海抜約427-518mという、標高の高い斜面に拓かれた単一畑。 樹齢も約30年と、まさにこれからというところなのに…。 外観は黒いトーンが入った熟成感のあるルビー。見るからに飲み頃な色味で、かなり唆られます。 グラスに鼻を近づけても、しばらくは粘土や石灰のようなミネラルのニュアンスしか感じませんが…冷たい石のような沈黙から突然、爆発する花と果実の香りが湧き出します! 熟したブラックチェリーやワイルドストロベリー、ラズベリーの奔流。そして、スミレと薔薇でつくったブーケのような、素晴らしいフローラルノート。 何だ、これ?(笑) 石塊だらけの賽の河原のような眺めが、2時間ぐらい経つと、花が咲き乱れ多様な果実がたわわに実った、「楽園」のような景色に変わります。 過去に何度か飲んで体験していた変化ですが、本当に唖然とするほかない、見事なツンデレぶり。 口に含むと、軽やかで柔らかいのに、鋭くエッジの立った緊張感のある味わい。 旨みに溢れた果実味の素晴らしい深み、美しく伸びやかな酸、柔らかいのに反発力のあるタンニン、石を思わせるミネラルが堅牢な構造を支えます。 あまり使いたくない表現ですが、極めてブルゴーニュ的なピノではないでしょうか? インポーターさんの紹介文には「シャンボール的」という表現がありましたが、 個人的な感想としては、洗練されたクロ・ド・ラ・ロッシュのような印象。 カリフォルニアのピノに格付があるのなら、デムズは私の中では間違いなくグラン・クリュ相当です。 普段、あまり「喉ごし」について云々することはないのですが、このワイン、喉ごしで感じる味わいがまた秀逸。 ちょっと掠れ気味のタンニンとなめらかな果実の旨みの組み合わせが、素晴らしい香気を伴いながら、口蓋の奥から喉にかけて、じわっと浸み込むように拡がっていきます。 何だか、好き過ぎて訳の分からないことを書き散らしていますが…独立記念日のおかげで、素晴らしいカリフォルニアのピノ・ノワールを堪能させてもらいました(苦笑)
iri2618 STOP WARS
これは美味しいですよねー♪ また田中屋さんに行って買って来ようかなー(^^)
Da Masa
Da Masaさん やっぱり美味しいですね♪ 以前に比べて開くのが早くなりました。田中屋さん、今ならアントヒル・ファームズのピノもあると思うので、同じワインメーカーの、異なるワイナリーのピノを飲み比べることができますよ! 是非是非‼︎
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2012 ケイネズ・ワイナリー デムズ・ヴィンヤード アンダーソン・ヴァレー ピノ・ノワール アンダーソン・ヴァレー メンドシーノ・カウンティ ノース・コースト カリフォルニア/USA 日曜日のワイン。 晩ごはんにドイツのリースリングを合わせた後、第9ステージのツールを観ながらカリフォルニアのピノ・ノワールをいただきました。 そう、7月4日はアメリカ独立記念日です。 世界史上の偉大な出来事に敬意を表してUSAのワインをいただくことにしました。 今はなきケイネズ・ワイナリーの偉大な畑、デムズ・ヴィンヤードのピノ・ノワール。 ケイネズについては、過去のポストで、何度か消滅の経緯について触れていますので繰り返しませんが、こんな素晴らしいワイナリーが消えてしまったのは、本当に残念なことです。 このデムズ・ヴィンヤードは、海抜約427-518mという、標高の高い斜面に拓かれた単一畑。 樹齢も約30年と、まさにこれからというところなのに…。 外観は黒いトーンが入った熟成感のあるルビー。見るからに飲み頃な色味で、かなり唆られます。 グラスに鼻を近づけても、しばらくは粘土や石灰のようなミネラルのニュアンスしか感じませんが…冷たい石のような沈黙から突然、爆発する花と果実の香りが湧き出します! 熟したブラックチェリーやワイルドストロベリー、ラズベリーの奔流。そして、スミレと薔薇でつくったブーケのような、素晴らしいフローラルノート。 何だ、これ?(笑) 石塊だらけの賽の河原のような眺めが、2時間ぐらい経つと、花が咲き乱れ多様な果実がたわわに実った、「楽園」のような景色に変わります。 過去に何度か飲んで体験していた変化ですが、本当に唖然とするほかない、見事なツンデレぶり。 口に含むと、軽やかで柔らかいのに、鋭くエッジの立った緊張感のある味わい。 旨みに溢れた果実味の素晴らしい深み、美しく伸びやかな酸、柔らかいのに反発力のあるタンニン、石を思わせるミネラルが堅牢な構造を支えます。 あまり使いたくない表現ですが、極めてブルゴーニュ的なピノではないでしょうか? インポーターさんの紹介文には「シャンボール的」という表現がありましたが、 個人的な感想としては、洗練されたクロ・ド・ラ・ロッシュのような印象。 カリフォルニアのピノに格付があるのなら、デムズは私の中では間違いなくグラン・クリュ相当です。 普段、あまり「喉ごし」について云々することはないのですが、このワイン、喉ごしで感じる味わいがまた秀逸。 ちょっと掠れ気味のタンニンとなめらかな果実の旨みの組み合わせが、素晴らしい香気を伴いながら、口蓋の奥から喉にかけて、じわっと浸み込むように拡がっていきます。 何だか、好き過ぎて訳の分からないことを書き散らしていますが…独立記念日のおかげで、素晴らしいカリフォルニアのピノ・ノワールを堪能させてもらいました(苦笑)
iri2618 STOP WARS