Eric Rodez Cuvée des Crayères写真(ワイン) by ひつじ、

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REVIEWS

ワインEric Rodez Cuvée des Crayères
評価

4.0

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
    詳細
    シチュエーションショップ
    飲んだ日2020-07-04
    飲んだ場所
    買った日
    買った場所
    購入単位ボトル
    価格帯7,000円 ~ 9,999円
    価格
    インポーターVin Passion

    COMMENTS

    ひつじ、

    ■テイスティングノート ○アロマ 枇杷、白い花、熟成蜂蜜、完熟した葡萄、クロワッサン ○ブーケ ミネラル ○味わい 刺激的な酸味、口いっぱいに溢れる果実のエネルギー、鼻に抜ける香りにまでも丁寧に熟成されたヴァン・ド・レゼルヴをしっかり感じることのできる "もの物凄く豪華なNVシャンパーニュ" ■テクニカル 栽培:アロマテラピー農法 セパージュ:PN60%/CH40% 醸造:破格量のヴァン・ド・レゼルヴ且つ、複数VTGのブレンドからなるヴァン・ド・レゼルヴをこれまでより15-20%多い60%ブレンド 熟成:全体の58%は樽熟成/36~40カ月の長めの瓶熟成/さらにデゴルジュ後、最低でも6カ月寝かしてから出荷/葡萄のテンションの高さをワインに与えるため MLF:ほとんど行わない ドザージュ:5g/ℓ ※ティラージュ用の蔗糖には、イタリア産のオーガニックのMCR(濃縮葡萄果汁)を、ドザージュのリキュールには、アルゼンチン産のオーガニックの蔗糖を使う(フランスではオーガニックで蔗糖を作る人がいないため、海外の生産者から買い付ける) アルコール:12% ■RMについて アイ村、ブジー村とならんで類稀なるピノ・ノワールを産み出すことで知られるアンボネイ村。ドメーヌは村の中心から教会を抜けて県道を越えた離れにある。目印は国道沿いに看板が立っているだけ。 知的で情熱的で弁舌豊かなエリック・ロデズ氏の人柄を想えば、実に地味な構えである。ドメーヌの裏手には彼の得意なエノロジーを生かした、「分析所」の看板がある。 エリック氏はアンボネイのテロワールや、樽を使った醸造を語り始めると、それこそマシンガンのように止まらない。最も大きな特級村であるアンボネイ村の村長を務めるだけあって、行動派で雄弁である。 エリック氏はボーヌの醸造学校に学び、その後ボジョレーとローヌでエノロジストしての経験を積んだ後、実家のロデズ家を引継ぐまでの間、名門クリュッグに勤めた。本人も「素晴らしい経験だった」と語るクリュッグでの数年間はチーフエノロジストとして活躍した。 ワイン造りについて、「ワイン = 作品」であり、「造り手 = 自然をどのように表現するかという芸術家」というエリック氏。 ヴィニュロンの仕事とは、区画毎の「音」を聞き、醸造において 「音」と「音」を合わせ、シンフォニーを奏でてゆくことと語る。クリュッグ仕込みのアッサンブラージュの妙技と卓越した樽使いが注目されてきたエリック・ロデズだが、近年はこの区画毎の「音」に 耳を傾けるため、独自のアロマテラピーによる自然農法も始めた。 畑に性撹乱ホルモンカプセルをシャンパーニュで初めて導入し、村全体の90%のヴィニュロンにカプセルを取り付けさせることに成功したアンボネイ村。 その当時の村長がエリック氏であり、ビオやオーガニック栽培等、色々な自然農法を研究した末、2005 年から始めたのが、アロマテラピーによる自然対処農法である。自然に対し完全に無害で「自然との調和」が最も良いとの結論に至ったという。ワインの世界では、ビオディナミ等で大げさにやりすぎる人がいるが、これもまた自然界のバランスを崩してしまうのではと危惧したという。 アロマテラピー法では、エッセンシャルオイルの香りによって害虫が来なくなり、カビも発生しなくなる。ビオディナミのように、土壌を活性化し、木や葉を強くすることが目的ではなく、防カビ、害虫対策のための方法である。色々な種類のオイルがあるが、よく使用するのが 「グレープフルーツ等の柑橘系」と「タイム」。 「グレープフルーツ等の柑橘系オイル」は、ベト病やうどんこ病対策のため、「タイム」は すでに発生しているカビに対しても有効で、散布するとカビが消失する。オイルを150ml/haも使用する人がいるが、使いすぎると逆に自然界のバランスを崩してしまう恐れがあるため、エリック氏は最大散布を30ml/haに制限している。 現在所有する6ha(PN60%、CH40%)の畑の25%でこのアロマテラピー農法を実施しているが(畑が35区画に分かれ、なるべく大きくまとまった区画以外ではあまり効果が期待できないため)、2013年「シャンパーニュで最も畑の状態が良いメゾン」に選ばれたのがエリック・ロデズ。その成果は、以前にも増してワインから伝わってくる自然のエネルギー感にも現れている。

    ひつじ、

    ひつじ、
    ひつじ、

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