Like!:85
2.5
2016 サンタ・バーバラ・ワイナリー ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ サンタ・バーバラ・カウンティ カリフォルニア/USA 木曜日のワイン。 そろそろピノ・ノワール(PN)が飲みたくなり、カリフォルニア産の値頃なピノをいただくことにしました。 開けるのは、ブルゴーニュ品種の最適地として、世界的に注目されているAVAサンタ・リタ・ヒルズ(認証開始は2001年)産。 カリフォルニアの中でも南のセントラルコースト地域の最南端、サンタ・バーバラ・カウンティにある、地形や海流の影響で非常に冷涼なエリアです。 以前いただいたことがあるものではメルヴィルやブリューワー・クリプトン、ザ・ヒルト、最近評価の高いのものではサンディ(未飲)の名前が思い浮かびます。 そういえば、訃報が伝えられたばかりの、オー・ボン・クリマのジム・クレンデネンの唯一の100%全房発酵PN、「ラーム・ド・グラップ」もサンタ・リタ・ヒルズのワインでした。 高品質なシャルドネやPNの生産でブイブイいわせているエリアという感じですが、こちらのワイン、3000円台前半で購入可能と、かなりのお買い得品。 サンタ・バーバラ・ワイナリーのワインをいただくのは、初めてのような、初めてではないような…。 ボトルデザインは素朴な印象ですが、キャプシールのロゴが何となくスターウォーズ風だったり、エチケットのイラストが、よく見れば素晴らしい仕上がりの水彩画だったりと、随所に大物の片鱗をうかがわせます(笑) ワインの外観は、PNにしてはかなり色濃いガーネット。紫のトーンが強いですね。 脚の出現はグラスをぐるぐるして忘れかけた頃。 グラスの内側にじわっと滲み出すように透明な盛り上がりが顕れ、ゆっくり、真っ直ぐに落ちていきます。 香りは、まずブラックチェリー、次いでブルーベリーやラズベリー、柘榴、オレンジピール、そしてスミレ。 ハッとするような鋭い果実の欠片を漂わせながら、全体にリキュールっぽい強い香りを感じます。 微かにタイムやオレガノ、ローズマリーのようなハーブの風味も。 ピノ・ノワールにはあまり感じたことのないヨード系のニュアンスもありますね。アルコール感も強いなあと思ってラベルで確認したら14.7%ありました。 口に含むと、とてもドライです。旨味ともちょっと違う、甘くない果実感があり、味覚的にもリキュールのようなアルコールの強さを感じます。 口当たりは滑らかでヴェルヴェッティですが、タンニンは強め。 全体に喉の渇きを覚えるような乾燥した(?)余韻があり、かなり前、20世紀と21世紀の替わり目あたりで飲んだメルヴィルのPNを思い出しました。 今となっては驚かなくなりましたが、当時はアルコール度数15%前後のPNはセンセーショナルでした。 まだサンタ・リタ・ヒルズが独立したAVAになる前でしたので産地呼称はサンタ・バーバラだったと思いますが、まさにこんな感じのストロングなPNでした。懐かしい! さてこのワイン、晩ごはんと一緒にいただきました。合わせたのはパルマ風ポーク(?) WEBで見た「パルマ風チキン」に影響され、ステーキ用の分厚い豚ロース肉で真似してみました。 美味しいので問題はありませんが、白ワインを入れ過ぎて煮込みになってしまいました(*_*) 本来は蒸し焼きです(苦笑) ローズマリーとブラックペッパー、花椒を効かせたら、パルマ風というより「プロヴァンス風」の趣きに。 ワインの方にも、プロヴァンス的な「ガリーグ」の風味がありますので、合わないわけがないですね。 美味しくいただきました♪
iri2618 STOP WARS
Vinica アプリ 無料ワインを探す・記録・SNS
使い方・機能紹介を見る
2016 サンタ・バーバラ・ワイナリー ピノ・ノワール サンタ・リタ・ヒルズ サンタ・バーバラ・カウンティ カリフォルニア/USA 木曜日のワイン。 そろそろピノ・ノワール(PN)が飲みたくなり、カリフォルニア産の値頃なピノをいただくことにしました。 開けるのは、ブルゴーニュ品種の最適地として、世界的に注目されているAVAサンタ・リタ・ヒルズ(認証開始は2001年)産。 カリフォルニアの中でも南のセントラルコースト地域の最南端、サンタ・バーバラ・カウンティにある、地形や海流の影響で非常に冷涼なエリアです。 以前いただいたことがあるものではメルヴィルやブリューワー・クリプトン、ザ・ヒルト、最近評価の高いのものではサンディ(未飲)の名前が思い浮かびます。 そういえば、訃報が伝えられたばかりの、オー・ボン・クリマのジム・クレンデネンの唯一の100%全房発酵PN、「ラーム・ド・グラップ」もサンタ・リタ・ヒルズのワインでした。 高品質なシャルドネやPNの生産でブイブイいわせているエリアという感じですが、こちらのワイン、3000円台前半で購入可能と、かなりのお買い得品。 サンタ・バーバラ・ワイナリーのワインをいただくのは、初めてのような、初めてではないような…。 ボトルデザインは素朴な印象ですが、キャプシールのロゴが何となくスターウォーズ風だったり、エチケットのイラストが、よく見れば素晴らしい仕上がりの水彩画だったりと、随所に大物の片鱗をうかがわせます(笑) ワインの外観は、PNにしてはかなり色濃いガーネット。紫のトーンが強いですね。 脚の出現はグラスをぐるぐるして忘れかけた頃。 グラスの内側にじわっと滲み出すように透明な盛り上がりが顕れ、ゆっくり、真っ直ぐに落ちていきます。 香りは、まずブラックチェリー、次いでブルーベリーやラズベリー、柘榴、オレンジピール、そしてスミレ。 ハッとするような鋭い果実の欠片を漂わせながら、全体にリキュールっぽい強い香りを感じます。 微かにタイムやオレガノ、ローズマリーのようなハーブの風味も。 ピノ・ノワールにはあまり感じたことのないヨード系のニュアンスもありますね。アルコール感も強いなあと思ってラベルで確認したら14.7%ありました。 口に含むと、とてもドライです。旨味ともちょっと違う、甘くない果実感があり、味覚的にもリキュールのようなアルコールの強さを感じます。 口当たりは滑らかでヴェルヴェッティですが、タンニンは強め。 全体に喉の渇きを覚えるような乾燥した(?)余韻があり、かなり前、20世紀と21世紀の替わり目あたりで飲んだメルヴィルのPNを思い出しました。 今となっては驚かなくなりましたが、当時はアルコール度数15%前後のPNはセンセーショナルでした。 まだサンタ・リタ・ヒルズが独立したAVAになる前でしたので産地呼称はサンタ・バーバラだったと思いますが、まさにこんな感じのストロングなPNでした。懐かしい! さてこのワイン、晩ごはんと一緒にいただきました。合わせたのはパルマ風ポーク(?) WEBで見た「パルマ風チキン」に影響され、ステーキ用の分厚い豚ロース肉で真似してみました。 美味しいので問題はありませんが、白ワインを入れ過ぎて煮込みになってしまいました(*_*) 本来は蒸し焼きです(苦笑) ローズマリーとブラックペッパー、花椒を効かせたら、パルマ風というより「プロヴァンス風」の趣きに。 ワインの方にも、プロヴァンス的な「ガリーグ」の風味がありますので、合わないわけがないですね。 美味しくいただきました♪
iri2618 STOP WARS