所謂フランス5大シャトーよりも素晴らしい系のカリフォルニアカルトワイン。 前にアルタグラシアを投稿したが、此方はファーストラベル。 ９０年にアロウホ夫妻がアイズリー・ヴィンヤードを購入してから、アロウホ・エステートを設立。 デイヴィッド・エイブリューと、醸造家トニー・ソーター氏を招き入れ、アロウホ・カベルネ・アイズリー・ヴィンヤードはリリースされた。 一時、ミッシェル・ローランをコンサルタントにしてからは評判を落としていた時期もあった。 近年ではフランソワ・ピノーが買収し、悲しいことにアロウホ夫妻は撤退し別のワイナリーを設立。 小職はアイズリーのアロウホが好きなのである。。。 今はアクセンドセラーズのご健勝を祈念するばかりである。 さて、関心のテイスティングであるが、 濃いこの液体は、ボルドーポイヤックやサンジュリアンのような、深い杉の香りに包まれている。 過剰な樽は感じず、包み込むようなバニラフレーバーの中にプルーンやブルーベリージャムなどの黒い果実の香りがする。 2011という弱いヴィンテージのためか過熟感はない。 粘性は中庸で、酸欠状態のため硬い。 10分ほど時間を置くと、香りに感じたバニラのニュアンスの中に微かな炭やモカを感じる。 あまりにシルキーな舌触りで果実感とスパイシー感の両軸がバランスよく口内に広がる。 これはもう言葉にならない素晴らしいワイン。 ワインは美味しいか、素晴らしいか。 料理が完全に負けてますが、至福の時でございます。

vin-be 1.1

あー、里ちゃん死ぬまでに飲めるでしょうか、、すごく飲みたいです┐(´д｀)┌

里ちゃん

里ちゃん様 今のうちです！もう存在しないので、今の在庫買うしかないです！！

vin-be 1.1

vin-beさま アイズリー・ヴィンヤードはジョセフ・フェルプス時代から銘醸畑として認識されておりましたが、アローホ夫妻が更に素晴らしい畑に押し上げて名声を手に入れました。ブランド価値が高くなると買収という事が起こってしまいます。90年代初頭のブライアント・ファミリーやコルギン、ハーラン、スクリーミング・イーグル等と素晴らしい時代を築いて来ましたので、とても残念な事ですが、ボルドーもブルゴーニュも良い畑はそういう運命でも有るのでしょうね。 私も90年代のストックを含め、大事に頂いてゆこうと思います。

Marcassin

素晴らしいね いいご趣味 アメリカは農業なのか工業なのか 資本主義だしね。 売って作ってまた売って 美味しいものいい物を探求してだろうけど。

ささちゃんこ

さすがナパですね(´⊙ω⊙`) パリテイスティング事件以来、 カリフォルニアの底力を全世界に知らしめただけありますが、 vinさまもがやはりそのように思われるわけですね〜 弱いヴィンテージでも、 きっと私がいただいたら感動する程美味しいと 思うんだろうなぁ〜って（笑） ブクマさせてさせていただきます✨

toranosuke★

一度アローホ飲んだなーと思って過去を検索したら、カベソーなのにソーヴィニヨンブランに紐付いてました笑 にしても高いですよね… 確か7万くらいで売っていたような覚えがあります^_^;

末永 誠一

Marcassin 様 本当ですね。よいものは欲しがられますね。 90年代のストックがあるなんて素晴らしいです。 小職は少々アイズリーの魅力に気づくのが遅れ、21世紀のものしか飲んだことがございません。 90年代、きっと美しく熟成してると思います。 このクラスになると、平年のヴィンテージのボルドー一級を普通に凌駕しますね。 ハーランなども飲んでみたいです。

vin-be 1.1

ささちゃんこ様 次の場でのアロウホ夫妻の活躍を祈念するばかりでございます。 カリフォルニアワインは目まぐるしく移り変わるので興味が薄れません。 ファーニエンテのような古くからあるものもいいですけど（笑）

vin-be 1.1

toranosuke 様 もうこのクラスのカベルネは別格のような気がします。逆に今回は弱いヴィンテージだからこそ、今飲んで美味しかったのかもしれません。 それでもやや硬かったですが。 フランスよりも眠りが浅いのか、正体を掴めるワインが多いのもカリフォルニアの魅力の１つかもしれません。

vin-be 1.1

末永様 左様でございますか！！ 確かに値段は目を背けたくなりますね。 機会があればまた飲んでみたい一本でございました。

vin-be 1.1