Artadi Viñas de Gain Tinto写真(ワイン) by iri2618 STOP WARS

Like!:96

LLLLLL

REVIEWS

ワインArtadi Viñas de Gain Tinto(2015)
評価

2.5

味わい
ボリューム軽い
重い
タンニン控えめ
強い
甘みドライ
甘い
酸味まろやか
シャープ
果実味スパイシー
フルーティ
香り
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
  • Original
詳細
シチュエーションショップ
飲んだ日2020-04-29
飲んだ場所自宅
買った日
買った場所八重洲・リカーハセガワ
購入単位ボトル
価格帯3,000円 ~ 4,999円
価格
インポーターヴィントナーズ

COMMENTS

iri2618 STOP WARS

2015 アルタディ ヴィーニャス・デ・ガイン テンプラニーリョ ヴィンヤード・セレクション ヴィノ・デ・メサ リオハ/スペイン 先日、素晴らしいスパークリング・ワインをいただいたばかりの、アルタディのベーシックなタイプの赤を見つけました。 テンプラニーリョ100%で、原産地呼称はDOのないVINO DE MESA、つまりテーブルワインです。 なぜDOリオハでないのか? 理由はよく分かりませんが、アルタディを飲んだことのある者には呼称表示の有無などあまり関係のない話。 アルタディのワインであることが何よりの品質保証です♪ 抜栓してグラスに注ぐと、外観はとても濃いガーネット。グラスを横に倒してゆっくり回し元に戻すと、2〜3秒経ってからゆらっとラルムが落ち始めます。 スミレ、薔薇、ダークチェリー、ドライフィグ、プルーン、オレンジピール、沸かしたてのミルク、シガー、ベーコン、深煎りのエスプレッソ、ブラックペッパーなど黒いスパイス、バルサミコ、ローリエ、リーペリンソース…香りは賑やかです。 口に含むと、意外なくらいなめらかな口あたり。 キメが細かく全体に溶け込んで背景化したタンニン、熟して充実した濃い果実味、塩味を基盤とするミネラルの塊、太く優しい通奏低音のような酸、パンチの効いたカツオ出汁の旨み、味わいも豊かで深く複雑です。 余韻は長くエレガントながら、最後の最後に黒糖を舐めたあとのようなエグみが微かに残りますが、これは個性的なチャームポイントのように感じます。 やはりアルタディのワインは美味しいですね♪ 以下、グラスについてのメモです。 液体としての濃さやテンプラニーリョに対する先入観から、最初はボルドータイプのグラスを使いましたが、ワインの香りや味わいの芯にまったく到達しない印象でした。 ブルゴーニュタイプに代えた途端、すべてが鮮明に見え、一気に視界が拡がるような劇的な変化を感じました。 もしもこのレビューを読んで同じワインを飲まれる方がいらっしゃるなら、ぜひブルゴーニュタイプを! いや、飲み比べて感想のフィードバックをお願いします。 ワインを飲みながら聴いていたのは、早逝したチェリストのジャクリーヌ・デュプレのCD。 たまたまTwitterで、このチェリストの名を冠した薔薇の花のツイートを見かけて、彼女の演奏を聴かないではいられなくなったのですが、力強いチェロの音色がこのワインに良く合います。 バッハの無伴奏ソナタは、明るく力強く大胆で、芳しく香り咲き誇る大輪の薔薇のような華やかさ。 くっきりとした輪郭を持つこのワインを音楽に変換するなら、おそらくこんな未来への希望に満ちた演奏に違いないとさえ思います。 そして、その後彼女を襲う過酷な運命を思うとき、彼女のために作られたようなエルガーの協奏曲から滲み出る、強い光と影が描写するエッジの立ったコントラストの意味を考えざるを得ません。 芸術家としての強い輝きに満ちた演奏が素晴らしいものであればあるほど、彼女に忍び寄っていた病魔の酷薄さや闇の深さを感じます。 このワインの持つメリハリの効いた味わいは、そのような人生の機微と相似形のようでもありますね。 素晴らしい音楽を聴いたり、良いワインを味わったり、美しい花を見ているときに、それらの体験が自分ひとりの頭の中で完結するのではなく、心のどこか深いところで、だれかとしっかり繋がっているような気持ちになります。 ちなみに、きっかけとなった薔薇のツイートをされた方とも、一度だけですが、マルゴーのワインを一緒にいただいたことがあります。 今回のレビューの薔薇の画像も、その方のツイートからお借りしたものです。 STAY HOMEでリアルな接触の機会が減り、誰もが孤独を感じているのかもしれませんが、私たちはワインを味わったり、音楽を楽しむことでも他者との強い絆を感じることができるのですね。 そんな大切なことを気付かせてくれたワインでした(๑˃̵ᴗ˂̵)

iri2618 STOP WARS

L

テーブルワインとしては結構な価格ですが、Pさんのコメントも結構な評価ですね。 「スーパー・スターであるアルタディの造るスタンダード・ラインも素晴らしくお値打ちで、信じられない程のクォリティーである」 Vinas de Gain 2005 … 94点  「あの名高いポムロールのレヴァンジルを想起させる」 Vinas de Gain 2003 … 93点  「もしこのワインが1999年産ブルゴーニュ・グラン・クリュだけのブラインドテイスティングに加えられたら、多くのテイスターは200~500ドルのミュジニーと間違うだろう」 Vinas de Gain 1999 … 90点 etc…

chambertin89

L

chambertin89さん ポムロールかミュジニーか? と言われたらポムロールの方が近いと思います。あのドライフルーツ感やスモーキーさは、ブルゴーニュにはないものです。ワインの質感が、まったくピノ・ノワールと異なるものなので、最初にボルドーグラスを選んでしまったぐらいですから(笑) 近いものを探すとすれば、フレッシュさを残したタイプのアマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラでしょうか?

iri2618 STOP WARS

L

ちなみにこのワイン、税込3480円でした(๑˃̵ᴗ˂̵)

iri2618 STOP WARS

L

ジャクリーヌ・デュプレのチェロの音は、歌う喜びに満ちていますね。一瞬、一瞬を全力で歌うような…。 エルガーの協奏曲は冒頭だけでその世界に惹き込まれてしまいます。他の人の演奏を聴くと、「いや、この曲はこんな曲じゃない」とか思ったり 笑 こんなに歌いたくて仕方がないという演奏をする人から、その自由に羽ばたく翼を折るような事をするとは、運命の神も残酷ですよね。

bacchanale

L

ジャクリーヌ・デュプレという名の薔薇があるのですね。 それも切ない。 棚の奥に、EMIのロゴのついた旧ボックスセットがあります。 無意識にずっと避けてきたように思います。 懸命に歌う演奏家です。 映像でも。笑顔でチェロを弾く彼女の姿は、音楽を奏でる喜びに満ちていました。 運命とは関係なしに、そういうスタイルの演奏家だったのでしょう。でもそれでも、彼女の演奏を聴くとなんというか、その後のことと切り離せず、ハラハラしてしまうのです。 チェロが弾けない時期が長くあったのは残酷でしたね。 さて、どうしよう。いい機会なので、少しまた聴いてみようかな。その方がいいだろうな。

Nora

L

bacchanaleさん 仰る通りだと思います。エルガーもそうですが、彼女のバッハも素晴らしく、他のどのチェリストとも違う歌を感じます。そういえば、愛器のストラディヴァリウスの名前が「ダヴィドフ」でしたっけ? 牽強付会ながら、このワインに薫るスモーキーさと良く響き合う音色のような気がします(*_*)

iri2618 STOP WARS

L

Noraさん 彼女の演奏は、何か魂を削り削られるような切実さがありますね。聴いている方も体力を要求されるような演奏? 私も頻繁には聴けませんが、Twitterで薔薇の写真を見かけた時、いてもたってもいられなくなりました(>_<) あの薔薇、彼女のイメージに本当にピッタリだと思いませんか?

iri2618 STOP WARS

iri2618 STOP WARS
iri2618 STOP WARS

OTHER POSTS

  • L
  • L
  • L
  • L
  • L
  • L