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4.0
9/27現在 VMN 35 YHMN 8 VINICA終了間近ということで、良いワインを開けられている方もチラホラお見かけします。 私も少し大物を開けます(^_^) ブノワ・アント ブルゴーニュ・アリゴテ・アンティクトーヌ2022 アリゴテですけど(笑) ブルゴーニュワインとしては比較的多い年産約9千本ですが、ショップで見かけることは殆どないブノワ・アントのアリゴテ。 入手したのは2017ヴィンテージのキュベ名無しのもの以来ですが、その間、ショップで見かけることは殆どなかったように思います。 ブルゴーニュワインを飲んでいると本数が少ないワインが多くて感覚が麻痺しますが、9千本を世界約50ヶ国以上に輸出してそれを各国のレストランやショップで奪い合いになるとすると、「9千本はワイン業界全体で見ると超少量生産の部類」(Chat君) 人気の作り手なので、見かけることがないのも当然ですね。 1年前にMarcassin様のポストで拝見しましたが、ようやく入手出来ました(^_^) 生産本数が2017とほぼ同じなので、2019前後にエチケットを変えてキュベ名を付けただけで、中身は同じものと推測します。 グレーの蝋キャップ。 長い天然コルク。 長いと思ったので、他のと並べてみました。 まだ少しグリーンのニュアンスのあるペールイエロー。 まだ早いのは承知で開けましたが、閉じているとかガチガチではないものの、最初はやはり白い花系や白桃の柔らかい香りが主体的で、何も考えずに飲んでいると淡麗辛口的な軽やかで飲みやすいワインと錯覚してしまいます。 が、じっくり向き合っていると塩味も感じるミネラルやアリゴテらしいシトラスの酸味が現れては消えて、色んな表情を見せてくれます。 まだまとまっていないのかも知れませんが、飲んでいて楽しいワインです(^_^) この柔らかさはChat君によると2022の特徴とのことですが、2017も最初の1本目は柔らかく甘やかな印象だったのが、1年後にはかなり酸味が感じられるアリゴテらしいものに変わったので、これも後1、2年が本領発揮なのかなと推測します。 半分残して明日のお楽しみに。 【ショップ情報】 「ブルゴーニュ アリゴテ アンティクトーヌ」は、1949年と1953年に祖父が植えた2つの区画と、2002年にブノワが植えた3つ目の区画のアリゴテを使用します。生産量をコントロールし、品種のバランスを保つため、剪定はコルドン・ド・ロワイヤ方式で行われます。 ■テクニカル情報■ 土壌:La Costiere des Pres Ronds(水はけが良い、褐色粘土質) Plante des Champs, Les Equinces(石灰、砂質粘土、シルト粘土) 醸造:1949年から1953年にかけて祖父が植樹した古樹をブレンド。収量を低く制限。最高級の樽で18ヶ月間熟成。 【ChatGPT情報】 特徴とスタイル ブノワ・アントはピュリニー=モンラッシェを拠点とし、シャルドネの名手として知られていますが、このアリゴテにも白ワイン造りの哲学が余すところなく注がれています。 1. 古樹由来の深みとテクスチャー 1949年・1953年植樹の古木が中心で、凝縮感とミネラルが際立ちます。 2002年植樹の若木もブレンドすることで、フレッシュさと張りを加えています。 2. 樽使いの妙 「最高級の樽」とあるように、通常のアリゴテでは稀なレベルの熟成を施しています。 樽香が前面に出すぎることなく、旨味と構造を支える役割を果たします。 3. スタイル 香りはレモンピール、白い花、洋梨、チョーク、ヘーゼルナッツのニュアンス。 味わいは酸がしっかりとありつつ、アリゴテらしい線の細さではなく、むしろピュリニーの1級に通じるような厚みと奥行き。 フィニッシュには塩味を帯びたミネラル感が長く残ります。 名前「Anticton(アンティクトーヌ)」の由来 地質学用語「anticlinal(背斜構造)」に由来しており、 土地の隆起によって石灰岩が露出するような、ミネラル感の豊かなテロワールを象徴しています。 ブノワ・アントがアリゴテという品種のテロワール表現に真剣に取り組んでいることの証といえます。
chambertin89
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9/27現在 VMN 35 YHMN 8 VINICA終了間近ということで、良いワインを開けられている方もチラホラお見かけします。 私も少し大物を開けます(^_^) ブノワ・アント ブルゴーニュ・アリゴテ・アンティクトーヌ2022 アリゴテですけど(笑) ブルゴーニュワインとしては比較的多い年産約9千本ですが、ショップで見かけることは殆どないブノワ・アントのアリゴテ。 入手したのは2017ヴィンテージのキュベ名無しのもの以来ですが、その間、ショップで見かけることは殆どなかったように思います。 ブルゴーニュワインを飲んでいると本数が少ないワインが多くて感覚が麻痺しますが、9千本を世界約50ヶ国以上に輸出してそれを各国のレストランやショップで奪い合いになるとすると、「9千本はワイン業界全体で見ると超少量生産の部類」(Chat君) 人気の作り手なので、見かけることがないのも当然ですね。 1年前にMarcassin様のポストで拝見しましたが、ようやく入手出来ました(^_^) 生産本数が2017とほぼ同じなので、2019前後にエチケットを変えてキュベ名を付けただけで、中身は同じものと推測します。 グレーの蝋キャップ。 長い天然コルク。 長いと思ったので、他のと並べてみました。 まだ少しグリーンのニュアンスのあるペールイエロー。 まだ早いのは承知で開けましたが、閉じているとかガチガチではないものの、最初はやはり白い花系や白桃の柔らかい香りが主体的で、何も考えずに飲んでいると淡麗辛口的な軽やかで飲みやすいワインと錯覚してしまいます。 が、じっくり向き合っていると塩味も感じるミネラルやアリゴテらしいシトラスの酸味が現れては消えて、色んな表情を見せてくれます。 まだまとまっていないのかも知れませんが、飲んでいて楽しいワインです(^_^) この柔らかさはChat君によると2022の特徴とのことですが、2017も最初の1本目は柔らかく甘やかな印象だったのが、1年後にはかなり酸味が感じられるアリゴテらしいものに変わったので、これも後1、2年が本領発揮なのかなと推測します。 半分残して明日のお楽しみに。 【ショップ情報】 「ブルゴーニュ アリゴテ アンティクトーヌ」は、1949年と1953年に祖父が植えた2つの区画と、2002年にブノワが植えた3つ目の区画のアリゴテを使用します。生産量をコントロールし、品種のバランスを保つため、剪定はコルドン・ド・ロワイヤ方式で行われます。 ■テクニカル情報■ 土壌:La Costiere des Pres Ronds(水はけが良い、褐色粘土質) Plante des Champs, Les Equinces(石灰、砂質粘土、シルト粘土) 醸造:1949年から1953年にかけて祖父が植樹した古樹をブレンド。収量を低く制限。最高級の樽で18ヶ月間熟成。 【ChatGPT情報】 特徴とスタイル ブノワ・アントはピュリニー=モンラッシェを拠点とし、シャルドネの名手として知られていますが、このアリゴテにも白ワイン造りの哲学が余すところなく注がれています。 1. 古樹由来の深みとテクスチャー 1949年・1953年植樹の古木が中心で、凝縮感とミネラルが際立ちます。 2002年植樹の若木もブレンドすることで、フレッシュさと張りを加えています。 2. 樽使いの妙 「最高級の樽」とあるように、通常のアリゴテでは稀なレベルの熟成を施しています。 樽香が前面に出すぎることなく、旨味と構造を支える役割を果たします。 3. スタイル 香りはレモンピール、白い花、洋梨、チョーク、ヘーゼルナッツのニュアンス。 味わいは酸がしっかりとありつつ、アリゴテらしい線の細さではなく、むしろピュリニーの1級に通じるような厚みと奥行き。 フィニッシュには塩味を帯びたミネラル感が長く残ります。 名前「Anticton(アンティクトーヌ)」の由来 地質学用語「anticlinal(背斜構造)」に由来しており、 土地の隆起によって石灰岩が露出するような、ミネラル感の豊かなテロワールを象徴しています。 ブノワ・アントがアリゴテという品種のテロワール表現に真剣に取り組んでいることの証といえます。
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