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2.5
2017 カ・ヴィオラ ドルチェット・ダルバ バルトゥロット モンテルーポ・アルベーゼ ピエモンテ/イタリア 火曜日のワイン。 半年ほど前に、恵比寿のワインショップの試飲イベントで、気に入って購入したワイン。その時の様子を確認しようと過去ポストを探してみても、何故か投稿が見つかりません…??? スマホをチェックしてみると、カメラロールに画像は残っていたのですが、メモをまったく取っていないことが判明しました(苦笑) ちょうどこの頃、立て続けにワイン会やら旅行などがあり、飲む前からポストを諦めていたみたいですね⁉︎ よほど疲れていたのでしょう(泣) つくり手のジュゼッペ・カヴィオラは、イタリア全土で20を超えるワイナリーのエノロゴを勤める腕利きの醸造家。彼が、生まれ故郷のピエモンテで立ち上げたワイナリーがカ・ヴィオラです。 カ・ヴィオラは、素晴らしいクリュ・バルベーラや秀逸なバローロをつくる生産者ですが、個人的にはこのドルチェット・ダルバ、バルトゥロット/Barturotこそが、彼の最高傑作ではないか?と思っています。 件の試飲会では、ランゲ・リースリングや2種類のクリュ・バルベーラ(ひとつは2020と2008の垂直)を試しましたが、その日、最も印象に残ったのが、この2017のバルトゥロットでした。 考えてもみてほしいのですが、このバルベーラ大好き♡な私が、複数の素晴らしいバルベーラを無視してドルチェットをその場でお買い上げしてしまったのですよ! このドルチェットが、どれだけべらぼうなものであったことか✨ いや、ホント、このワインだけでもレビューを残しておくべきでした…。 こちらのワイン、単一畑のバルトゥロットに植えられた、樹齢約50年のドルチェットからつくられるワインです。 バルトゥロットが所在するのは、バローロで中でも、最も力強いワインが産み出されるといわれるセッラルンガ・ダルバに隣接する、モンテルーポ・アルべーゼ/Montelupo Albeseというコムーネ。 外観は、とても凝縮度が高く、同時に透明感も強そうに見える、黒みを帯びたガーネット。 エッジに微かな茜色のトーンが入り、熟成の兆しが出始めているようですが、見た目はまだまだ若い印象です♪ ブラックベリーやチェリーのリキュールに、清楚なスミレの花が咲き誇る、香りの第一印象✨ エレガントなのに、強度があって、しかも複雑…素晴らしいですね♡ ひと口含むと、最初に感じるのは、強く伸びやかな酸の旋律による「バルトゥロットのテーマ」♫ 印象的で美しいメロディが、このワインの個性をハッキリと提示している感じです♩ 次いで、エレガントで緻密なタンニンが舌を捉え、味わいそのものは、筋肉質でドライ、「体幹のしっかりしたワイン」という印象。 そして、タンニンの渋みとは別に、とても上品な苦みの存在が気になり始め、複雑なアンサンブルのような、ワインの重層的な構造を意識することになります。 美味しいです♡ 余韻は長くエレガント、しなやかな酸のフレーズがリフレインされ、最後は奔流のような力強いミネラルのコーダ♬ モンテルーポという地名は「狼の山」を意味しているそうで、エチケッタにも愛らしい(?)オオカミたちが描かれていますが、フィニッシュに感じるミネラルの爆発は、この狼たちの遠吠えのようにも聞こえます。 ドラマチックな構成で美しい変奏を聴かせてくれる、素晴らしいワインでした✨
iri2618 STOP WARS
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2017 カ・ヴィオラ ドルチェット・ダルバ バルトゥロット モンテルーポ・アルベーゼ ピエモンテ/イタリア 火曜日のワイン。 半年ほど前に、恵比寿のワインショップの試飲イベントで、気に入って購入したワイン。その時の様子を確認しようと過去ポストを探してみても、何故か投稿が見つかりません…??? スマホをチェックしてみると、カメラロールに画像は残っていたのですが、メモをまったく取っていないことが判明しました(苦笑) ちょうどこの頃、立て続けにワイン会やら旅行などがあり、飲む前からポストを諦めていたみたいですね⁉︎ よほど疲れていたのでしょう(泣) つくり手のジュゼッペ・カヴィオラは、イタリア全土で20を超えるワイナリーのエノロゴを勤める腕利きの醸造家。彼が、生まれ故郷のピエモンテで立ち上げたワイナリーがカ・ヴィオラです。 カ・ヴィオラは、素晴らしいクリュ・バルベーラや秀逸なバローロをつくる生産者ですが、個人的にはこのドルチェット・ダルバ、バルトゥロット/Barturotこそが、彼の最高傑作ではないか?と思っています。 件の試飲会では、ランゲ・リースリングや2種類のクリュ・バルベーラ(ひとつは2020と2008の垂直)を試しましたが、その日、最も印象に残ったのが、この2017のバルトゥロットでした。 考えてもみてほしいのですが、このバルベーラ大好き♡な私が、複数の素晴らしいバルベーラを無視してドルチェットをその場でお買い上げしてしまったのですよ! このドルチェットが、どれだけべらぼうなものであったことか✨ いや、ホント、このワインだけでもレビューを残しておくべきでした…。 こちらのワイン、単一畑のバルトゥロットに植えられた、樹齢約50年のドルチェットからつくられるワインです。 バルトゥロットが所在するのは、バローロで中でも、最も力強いワインが産み出されるといわれるセッラルンガ・ダルバに隣接する、モンテルーポ・アルべーゼ/Montelupo Albeseというコムーネ。 外観は、とても凝縮度が高く、同時に透明感も強そうに見える、黒みを帯びたガーネット。 エッジに微かな茜色のトーンが入り、熟成の兆しが出始めているようですが、見た目はまだまだ若い印象です♪ ブラックベリーやチェリーのリキュールに、清楚なスミレの花が咲き誇る、香りの第一印象✨ エレガントなのに、強度があって、しかも複雑…素晴らしいですね♡ ひと口含むと、最初に感じるのは、強く伸びやかな酸の旋律による「バルトゥロットのテーマ」♫ 印象的で美しいメロディが、このワインの個性をハッキリと提示している感じです♩ 次いで、エレガントで緻密なタンニンが舌を捉え、味わいそのものは、筋肉質でドライ、「体幹のしっかりしたワイン」という印象。 そして、タンニンの渋みとは別に、とても上品な苦みの存在が気になり始め、複雑なアンサンブルのような、ワインの重層的な構造を意識することになります。 美味しいです♡ 余韻は長くエレガント、しなやかな酸のフレーズがリフレインされ、最後は奔流のような力強いミネラルのコーダ♬ モンテルーポという地名は「狼の山」を意味しているそうで、エチケッタにも愛らしい(?)オオカミたちが描かれていますが、フィニッシュに感じるミネラルの爆発は、この狼たちの遠吠えのようにも聞こえます。 ドラマチックな構成で美しい変奏を聴かせてくれる、素晴らしいワインでした✨
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