山梨や長野のワイナリーで修業を積み、醸造技術者として一躍注目された小山英明は、2006年に「永井農場ワインプロジェクト」を始動、土地の開墾に取り組む。2008年、長野県東御市にて株式会社リュードヴァンを設立。同年、委託醸造によりファーストヴィンテージの「シャルドネ2007」をリリース。2010年、ワイナリーが完成、栽培から醸造まで一貫して手掛けている。生態系守りながら健全なブドウを育てるために、過度な農薬や肥料は使用しない。乾いた風が斜面を吹き上がり、豊富な日射量と大きな寒暖の差を生み出す好条件も相俟って、この地の力を引き出す個性的で表情豊かなワイン造りを目指している。また、ワイナリー設立を考えている人をサポートする体験研修や、ワインスクール開催、ブドウの苗木オーナーを募る会員制度などの活動も行っている。