陽気で上品。フレデリック・マニャンのマルサネ赤、ロンジュロワ2019 週末ワイン。ACブルゴーニュとモレ・サン・ドニは経験のある、ブルゴーニュの陽キャ、マニャンの赤。今週はリーデルで新しいグラスを買ったので、こけら落としにと比較的お手頃なマルサネ村を選んでみました。1級申請中のロンジュロワというクリュらしいですが、お味のほどは如何に。 　 19年。色は濃いめのルビー。北部でもこんな色なのか…と思いつつ喫香。苺や赤果実要素はなく、カシス、ハーブや茎のような香り。奥のほうにツツジみたいな花香もあり芳醇。 グラスにややひっかかる柔らかみのある質感の割に、細身の辛口。余韻はあっさり。 　 なんとなくリオハのテンプラ、ピエモンテのバルベラみたいな液体にブルゴーニュの素敵な香りが搭載された感じで、総合的にはやはりマニャンの陽キャな印象でした。もしも私がINAOならこれは村名級かな…。 　 クリームチーズやナッツ、山っぽい食材と相性の良いワインでした。リーデル・ヴェリタスのオールドワールド・ピノ・ノワールグラスは持ちやすく、ステムも程よい細さで普段使いにいい感じです。

knami