ナダル今季の復活が嬉しくて、今宵はスペインのワイン。リオハのザコ、2015。 スペインワインは全然飲んでいないので、リオハの何にしたものか‥、と思っていたところ『ワイナート』のテイスティングレポートで90ptを獲得していたこちらを見つけ、値段も安かったので速攻ゲトって開けてみました。 ザコ。声に出して読みたい区画名。 テンプラニーリョ100%。アメリカンオークの新樽で6〜12ヶ月の熟成。 ワイナートのレビューには「濡れた白い石の高い香り」と書いてありました。白い石‥。 スクリューキャップを開栓。磨りガラスのような質感で濃い色。 香りは強くフルーティ。ダークチェリー、スミレ。ときどき血のような官能を刺激する香りが混じります。 口当たりは柔らかく、コクの無いミディアムボディ。後味にハーブ、トーストオークのニュアンス。 レストランのグラスワインのような軽みの中に、香りの一体感と余韻の複雑味があり、コストパフォーマンスに優れた一本だと思います。 じっくり向き合うというより、料理と一緒に楽しみたいワインです。そら豆の入った鶏肉のパエリアなんかと相性が良さそう。

knami